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ピエール・スーラージュ:ギャラリーペロタン


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六本木ピラミデビル1Fに先月オープンしたギャラリーペロタン。日本人にとってはなんとも美味しそうで可愛らしいネーミングに聞こえてしまいますが、パリ、香港、ニューヨーク、ソウルに続き東京は5都市目となる国際派ギャラリーなのです。

オープニングの展覧会は97歳になる超大御所アーティスト「ピエール・スーラージュ」の近作展です。

ピエール・スーラージュ:ギャラリーペロタン
ピエール・スーラージュ:ギャラリーペロタン

ピエール・スーラージュは2004年以降油彩ではなく、樹脂を画材として使用しているそうです。なるほど!だからか、とにかく分厚いんです。油彩だったら乾くのに何日かかるのってくらい盛り上がってます。その厚く重厚なキャンバスの上の漆黒の世界は、しっかりきっちり刻まれた一つ一つの溝が織り成す黒い光の反射で吸い込まれそうなくらいの黒い闇を形成しています。

イメージや言葉、描写、形状、叙述、メッセージなどを全て削ぎ落とした潔い抽象作品は、その堂々たる存在感に圧倒されます。

「黒が発する光、その光こそ求め続けている唯一のもの」と語るスーラージュの黒は見るものを不思議な力で魅了します。

ジャン=ミシェル・オトニエルと村上隆:ギャラリーペロタン

奥の部屋には、ペロタンの代表であるエマニュエル・ペロタンと1993年横浜で開催されたNICAFで出会って以降25年に渡り多数の共同展と12の個展をペロタンの各拠点にて開催している日本人アーティストkaikaikikiの村上隆のスカルや、2012年原美術館で個展を開催し、六本木ヒルズ毛利庭園の金色のハート「Kin no Kokoro」虎ノ門ヒルズアンダーズ東京のルーフットップでおなじみのジャン・ミシェル・オトニエルの作品も展示されていました。



でもやっぱり何と言っても超巨匠ピエール・スラージュの黒すぎる黒をこの目で確かめてみてください。



会場内撮影可。



ピエール・スーラージュ 展覧会情報



会期:2017年6/7(水)〜8/19(土)
開館時間:11:00〜19:00 日・月曜休

入場無料

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