安藤忠雄展「挑戦」:国立新美術館

実物大「光の教会」インスタレーションが話題の展覧会

現在国立新美術館で開催中の安藤忠雄「挑戦」に行ってきた。

10月の3連休の真ん中の日、到着したのは13時頃。

今回、外のチケット売り場は閉まっており、会場内でチケットを購入する

システムになっていた。

チケット購入で並ぶのは避けたかったので前売り券を持っていたのだが、このときは

特に行列にはなっていなかった。

 

安藤忠雄「挑戦」は6つのセクションと2つのインスタレーション

セクション1 原点/住まい

世界放浪の旅の記録、安藤忠雄の仕事場、初期に手掛けた住居

主に図面、模型、写真の展示。仕事場は会場に原寸大で再現されていた。

入口に近いここのセクションはかなり混んでいた。のぞきのガラスケースは行列になっていてきちんと最前列でみようとするととんでもない時間がかかるだろう。

セクション2 光/Light

光の教会をはじめとした教会物件の模型、写真、映像、スケッチなどの資料展示。

ここで光の教会の実物大のインスタレーションが見学できる。

光の教会は当然美術館内ではなく、一旦屋外に出て見学となる。

安藤忠雄は、光の教会の十字架の部分にガラスを入れたくなかったが、

施主は寒いという理由で十字架にガラスが入っている。

しかし、今回のインスタレーションには安藤忠雄の希望どおりガラスがない。

コンクリートの壁が十字架に切り取られ、そこから神々しい光が入る。

ここは撮影可で、いわゆるSNS映えのスポットだ。

安藤忠雄 光の教会
安藤忠雄 光の教会
安藤忠雄 光の教会
安藤忠雄 光の教会
安藤忠雄 光の教会

ちなみに「光の教会」は通称であり正式には日本キリスト教団茨木春日丘教会

水の教会は正式名称で星野リゾートトマムの結婚式場

六甲の教会、通称「風の教会」は六甲オリエンタルホテル内の結婚式場だったが2007年で営業終了。尚、現在通称「風の教会」と言われる芦屋の子羊の群れキリスト教会風の教会日本設計が手掛けた別物。

また、このブログで前に書いた広尾の21世紀キリスト教会の資料もこのセクションに出品されている。

セクション3 余白の時間/VOID SPACES
セクション4 場所を読む/READING THE SITE
セクション5 あるものを生かしてないものをつくる

この3セクションは部屋に仕切りがなく大展示場となっている。

この3セクションの会場の中央に円筒の部屋が設けられ、中では直島の模型の背景に4分ほどの映像が流れる。これは「直島の一連のプロジェクト」インスタレーションだ。光の教会に続いて館内で唯一ここが撮影可のエリアだ。

この大展示場に入ると今まで行列してた人々が少しだけばらけてくる。

勿論、空いてるとは言い難い状況ではあるのだが。

直島の一連のプロジェクト
直島の一連のプロジェクト
直島の一連のプロジェクト
直島の一連のプロジェクト
直島の一連のプロジェクト

セクション6 育てる

仙川などの大規模プロジェクトの写真、映像、模型などの資料展示

映像ブース

最後に映像ブースがあり、ここの映像は近年安藤忠雄が力を入れている未来へつなぐプロジェクトの植樹や緑化についてである。この映像は5分ほどでループで流れている。座って鑑賞できるよう椅子も用意されているが、立ち見の人も多くいた。

安藤忠雄「挑戦」をみて

とにかく盛りだくさんな内容で、真面目に全部の資料、映像、模型などの資料に目を通していたら軽く5時間はかかると思う。しかし、人が多いことと集中力が続かなくて2時間ほどで出てしまった。

この展覧会のみどころはやはり光の教会だ。建築の展覧会の本物を見られないという

ジレンマに真っ向から勝負して、本物を展示してしまった安藤忠雄の「挑戦」はすごいと

思った。

建築家は誰もが実物展示をしたいと思うだろうが、そうそう実現できるものではない。

が、そんな難問でさえも軽々とクリアしてしまったのだからさすが安藤忠雄だ。

今回の実物大「光の教会」は美術館の”増築部分”として申請を出して建築したそうだ。

うーん、納得。

膨大な展示内容にめまいを感じながら、会場を出るとチケット購入の行列ができていた。

やはり休日の午後は並ぶのだ。休日しか美術館に行けない人は多いと思う。狙うなら午前中だ。

安藤忠雄 国立新美術館

ショップで売っているもの

まず、展覧会図録だ。安藤忠雄直筆スケッチが必ずついていて1980円。

スケッチは4種類あり、どのスケッチにするか選ぶことができる。

これは内容は充実しているけどお手頃価格。

それ以外に安藤関連書籍数種類。

鹿島出版会発行の書籍はこの展覧会に間に合うように発行されたものらしい。

安藤忠雄展 国立新美術館
安藤忠雄展 国立新美術館

グッズはクリアファイルやマスキングテープ、エコバック、Tシャツなど。

どれも展覧会限定グッズだ。

で、コンクリート打ちっ放しTシャツがおかしくてついつい購入してしまった。

ユニクロの展覧会限定Tシャツは3種。

そのモチーフはコンクリート打ちっ放し、光の教会、瀬戸内オリーブ基金となっている。

これも1500円とユニクロ価格。ネタで買うにも躊躇せず手が出せる価格だ。

私が行った時はレジに並ぶこともなく、欠品しているグッズもなかった。ただし数量限定グッズは会期中ずっとある保証はないであろう。

安藤忠雄展 国立新美術館
安藤忠雄展 国立新美術館

ショップのレジの後ろに、当時は使用されていなかったが「レジ最後尾」の看板が無造作におかれていたのでレジの行列ができることもあるようだ。

展覧会会場のあちこちに展覧会図録の見本がおいてあり、だんだん鑑賞に疲労してきたとき、その見本図録についていた価格1980円に誘惑され、図録を買ってあとで図録を読めばいいや、という気持ちが湧いてきてしまった。

しかし、帰宅して見返してみたら出品物件すべてが網羅されているわけではなかった。

すでに廃業してしまった六甲の教会はテキストしか掲載されていなかった。

これから行かれる方は、元気な状態で午前中の空いてる時間に行くことを推奨する。

セクション2には、こんなコーナーも設けてあった。安藤忠雄建築スタンプラリーだ。全部都内なのでやる気を出せば制覇できなくもない。

安藤忠雄展 国立新美術館
安藤忠雄展 国立新美術館

安藤忠雄「挑戦」国立新美術館 展覧会情報

会期:2017.9.27ー12.18

休館:火曜日

時間:10:00ー18:00(金曜土曜20:00)

入場料:一般1500円、大学生1200円、高校生800円

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