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杉本博司と新素材研究所で設計監修 リニューアルしたMOA美術館


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小田原・熱海杉本博司旅

2022.3.24改定

杉本博司の江之浦測候所(詳細は当ブログ江之浦測候所その1その2その3へ)

のあとは、そのまま東京へ戻るのではなく、せっかくここまで来たのですから、

根府川駅から熱海へ向かい、MOA美術館へ立ち寄ることを推奨します。

根府川駅から熱海まではJR東海道本線で16分です。

熱海駅からMOA美術館へはバスターミナル8番乗り場より

MOA美術館行きのバスが出ていますので、便利です。

MOA美術館

杉本博司設計監修でリニューアル

1982年に開館したMOA美術館は2017年に杉本博司設計監修で

リニューアルオープンしました。

杉本さんが担当したのはエントランス、ロビー、展示室、ショップ、カフェ・コーナーを中心とした空間設計です。ほぼ全体と言っても過言ではないですね。

まず、目にしたのは美術館内にあるこのタイル。

これは江之浦測候所でも同じものを使っていました。

杉本さんお気に入りなのでしょうね。

MOA美術館のリニューアルオープンも江之浦測候所も昨年オープンしていますから

同時期に設計していた事は間違いありません。

MOA美術館

 こちらは江ノ浦測候所の写真です。▼

江之浦測候所
江之浦測候所

絶景美術館

熱海の高台に建つこの美術館も江之浦測候所同様、

熱海の海を見渡すことができる絶景ポイントがたくさんある絶景美術館なのです。

見てください。この景色!これ美術館からの眺めとは思えません。▼

MOA美術館
MOA美術館

館内からもこの絶景!▼

MOA美術館

展示室

展示室の中をみてみましょう。漆喰、漆、屋久杉など日本古来の素材や技法を

ふんだんに使った展示室は、重厚で荘厳な雰囲気が漂います。

一歩足を踏み入れただけで、あ、なんか違うと感じます。

他の美術館では感じない空気が漂っているからです。

さらに、隅々までシャープにスッキリと仕上がっているので、

ピリッとした緊張感もあります。

MOA美術館
MOA美術館

杉本博司作品

もちろん、杉本作品ルームもありました。

MOA美術館
MOA美術館
MOA美術館

カフェも絶景

館内が絶景ですからミュージアムカフェだって当然絶景なわけです。▼

MOA美術館

ここのミュージアムカフェは、熱海の海を眺めながら、コーヒーをいただけるとっても贅沢な空間です。

他にも飲食スペースはありますが、ここが一番リーズナブルで落ち着きます。

時間を忘れて海を眺め続けてしまいます。

リニューアルオープンしてから再訪しなければと思っていましたが、

今回は江之浦測候所とともに訪ねることができて、最高の旅になりました。

天気も最高でしたし。

ぜひ、江の浦測候所とMOA美術館をセット訪れる旅をしてみませんか。

東京からも日帰り可能な杉本博司旅です。

運営

MOA美術館の運営母体は運営は公益財団法人岡田茂吉美術文化財団ですが、岡田 茂吉というのは新興宗教の世界救世教の教祖で、この宗教を創設した人物です。ですから美術館開館時は、MOA美術館ではなく救世熱海美術館という名前でした。

現在の名称MOA美術館のMOAというのは、MOKICHI OKADA CULTURAL SERVICES ASSOCIATIONの略称です。あまり前面には出していませんが新興宗教の施設です。滋賀県にあるMIHO MUSEUMと同様ですね。

MOA美術館にリニューアルオープン後に初訪問する人は、もしかしたらこの新興宗教に気づかない人もいるのかもしれません。しかしながら、あの異様な雰囲気のアプローチと潤沢な予算がどこから来るのだろうかとたいていの人は疑問に思うでしょうね。

美術館基本情報

MOA美術館

  • 所在地:静岡県熱海市桃山町26-2 MAP
  • 入館料:当日券もありますが、オンラインチケットの方がお得
  • 開館時間:9:30 – 16:30 (最終入館は16:00まで)
  • 休館日:木(祝休日の場合は開館)、展示替期間    休館日カレンダー
  • アクセス:JR熱海駅バスターミナル8番乗り場より「MOA美術館行き」約7分
    終点「MOA美術館」下車すぐ
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