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坂倉順三設計 鶴岡文華ミュージアム(旧神奈川県立近代美術館)


記事の評価
坂倉順三設計の日本最古の公立近代美術館の神奈川県立近代美術館鎌倉館が取り壊しの危機を乗り越え、2019年に6月に鶴岡文華ミュージアムとして戻ってきました。
場所は鶴岡八幡宮の参道の鳥居の外側から向かって左側にあります。
最初の展示は建築公開「新しい時代のはじまり」展という
この建物に敬意をこめた展覧会でした。
展覧会内容は建築に焦点を当てて、歴史やあゆみとともに、今回鶴岡文華ミュージアムとして再生させるために行われた大規模改修の記録も展示され、大変興味深い内容でした。
ただし、展示室は撮影禁止のため、展覧会の写真はありません。

 

その後、再度2019年の11月に訪問した際に撮影した写真を主に掲載します。
まず、美術館時代は裏口だった参道側からが正面入り口になりました。
美術館時代の正面入り口▼

 

この鶴岡文華ミュージアムは鶴岡八幡宮のものです。
元々、神奈川県立近代美術館鎌倉館は神奈川県が鶴岡八幡宮から土地を賃借して建てたものでした。2016年3月に土地の賃借の契約が満了し、本来土地を更地にして返却する契約でしたが、建築的価値が高いことから、
2016年11月に神奈川県の重要文化財に指定されました。
 
一度は取り壊される運命でしたが反対の声が多く、
耐震工事を施して復活されることになりました。
耐震補強工事には約2億円がかかり、2016年12月に鎌倉館の建物は土地の所有者である鶴岡八幡宮に無償譲渡され、鶴岡八幡宮は耐震補強工事を加え、鎌倉の歴史や文化を紹介する「鎌倉文華館鶴岡ミュージアム」として2019年6月に再オープンさせたという流れです。

 

そして、4月のプレオープンでは通行止めになっていた道が歩行可能になっていました▼

 

鶴岡文華ミュージアムから鳥居の横の茶寮風の杜まで通り抜けができるようになりました。▼

源平池を挟んで正面から水鏡に映る建築を眺めることがきます。▼

いい散歩道だなぁ▼
リニューアルしてすごく綺麗になった建築のファサード▼

 

睡蓮の季節もまた訪ねよう。季節がいい時期はとっても混雑するんですけどね。

そして、4月に訪問した時にはまだオープンしていなかったミュージアムカフェにも行ってみました。▼
木を基調とした温もりのある建物です▼

 

店内の天井も木です。手前にあるのはなんでしょう▼

 

鶴岡八幡宮の大銀杏で2010年の台風で倒伏した時の木の一部が展示されています。

 

すごい迫力ですね。
この木はこのカフェの建設途中にクレーンで上から入れたそうですよ。▼

 


このカフェは全部レジも含めて全てセルフというシステムです。

 

 

 

わらび餅を頂きました。

 

鎌倉館が「取り壊される」と聞いたときは本当に残念で悲しい気持ちになりましたが、こうして再生されて、スイーツを頂きながら眺めることができて本当によかった!

 

 

鶴岡文華ミュージアム

神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53
10:30 -16:30  月曜休館
*2019年1/30から補修工事のため休館中

 

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