「映像の気持ち」
毎年東京都写真美術館を中心に複数箇所で開催されている恵比寿映像祭は今年で13回目となります。今年のテーマは「映像の気持ち」。コロナ禍での開催のため東京都写真美術館の入場に関しては事前予約制です。その他の会場は特に予約の必要はありません。
日仏会館ギャラリー
恵比寿ガーデンプレイスの隣にある日仏会館のギャラリーで展示されているのは渡辺豪の映像作品です。ロビーの作品「まぜこぜの山」はモノクロのアニメーションです▼
渡辺豪
ここでは展示室外に1点、展示室内に1点の3点の作品を見ることができます。
展示室内の作品「積み上げられた本」です。
この作品は書籍を1冊ずつ3DCGに起こし、再構成したアニメーション作品です。
ゆっくりと書籍の山が変化していきます。
最後は本がなくなって終了し、しばらくしてまた始まるというループで流れます。
初日に訪問したので誰もいない状態でじっくり堪能できて満足しました。
東京都写真美術館
毎年ここは一番作品数も多いメイン会場です。写真美術館の3F、2F、B1Fが展示会場です。
貸し出された端末で本を見ると、星の王子様が動き出すというインタラクティブな作品▼
こちらは花が咲木、そして枯れていきます▼
この作品も日仏会館で展示されていた渡辺豪の作品です▼
この作品はINSTAGRAMと連動しています▼
恵比寿ガーデンプレイスのアトリウムでWOWの作品展示予定でしたが、中止となりました。▼
MA2ギャラリー
恵比寿のMA2ギャラリーでも恵比寿映像祭連携プログラムとして、映像と写真の2人展「小瀬村真美 三宅砂織」が開催されています。▼
小瀬村真美は映像作品▼
三宅砂織の写真作品▼
三宅砂織の映像作品▼
小瀬村真美の写真作品▼
その他会場
恵比寿 Nadiff a/p/a/r/t
恵比寿駅からほど近い美術書やアート関連商品を扱うお店Nadiff a/p/a/r/tにあるNadiff galleryでも関連プログラムとして写真の展覧会 かじおかみほ「Do you open your eyes in the sea? 海の中で目を開けますか?」
MEM
Nadiff a/p/a/r/tの3FにあるMEMも恵比寿映像祭に参加しています。『網膜反転侵犯』 小松浩子 立川清志楼です。
代官山
アートフロントギャラリー
代官山のアートフロアンギャラリーではNY在住の大岩オスカールの「隔離生活」の展覧会です。隣のスペースでは恵比寿映像祭の関連企画ではありませんが阪本トクロウ展をやってますので合わせて鑑賞をお勧めします。
AL
アートフロントギャラリーから恵比寿方面に5分ほど行ったALでは3人展が開催されています。Emotional Rescue — 池田光宏 高田冬彦 ウィスット・ポンニミット です。
池田光宏作品▼
高田冬彦作品は森美術館で展示できなかった作品の上映なのでなかなか際どいです。▼
13回を数える恵比寿映像祭、今年はコロナの影響で出品数が少し少ないように感じました。しかし、無料でこんなにたくさんの作品を鑑賞できる機会はそう多くはありません。ブログに書いた展覧会以外に他の企画がありますので、事前にチェックして足を運んでみてください。
第13回恵比寿映像祭「映像の気持ち」
Yebisu International Festival for Art & Alternative Visions 2021:
E-MOTION GRAPHICS
2021年2月5日(金)~2月21日(日)
月曜休館 10:00 〜 20:00
入場無料 東京都写真美術館は事前予約制