新宿の西沢立衛設計YUBUNE TOKYOに行ってみた

ニューオープン

日本初のメディテーションブランド「YUBUNE」の第一号店として新宿にオープンした「YUBUNE TOKYO」に早速行ってきました。

というのもここは建築ユニットSANNAで妹島和世とともに大活躍している西沢立衛が内装設計を手がけたお店だからです。

渡邉洋治設計のビル

このYUBUNE TOKYOがオープンした「第二スカイビル」は「第三スカイビル」通称”軍艦マンション”を設計した渡邉洋治の設計したビルです。竣工は1968年築53年、これまでに耐震工事や修繕工事を重ねて今も大事に使い続けらている建物です。

今回、西沢立衛は渡邉洋治の設計も活かしながらも、新しい雰囲気を作り上げることを目指してお店作りをしたそうです。

インテリアデザイン

交通量も多く、賑やかな靖国通りに面している1Fは古いビルには珍しく天井高が約5mあり、通りに面した南向きに大きな窓が3つあるという気持ちの良い空間です。

この高い天井と3つの窓の外からの店内の見え方を意識して、店内には柔らかい曲線を描く約3mの高さのアクリル板を間仕切りとして配置するデザインになっています。3mの間仕切りと言ってもそれは透明な上にクネクネと有機的な形状のせいなのか、不思議と圧迫感はありません。

虹色フィルム

このアクリルには商品ラベルにも使われている虹色に反射して輝くフィルムが貼られています。このフィルムは時間や天候によって反射光が変化して、見るたびに色や透け感、反射や歪みなどが変化する変幻自在なフィルムなのです。

高さ3m曲線を描く間仕切りは、その透明感と不思議な虹色を放つことで、地下にある足湯の湯気を想起させ地下へと誘う装置の役目も果たしているようです。

既存の床壁天井

床は竣工当時のテラゾーを利用し、部屋の壁と天井は間仕切りが映えるように白く塗装されています。置いてあるステンレス鏡面仕上げのスツールは瀬戸内海の豊島美術館のカフェで利用されているものと同じです。もちろん、豊島美術館もこのスツールも西沢立衛の手がけた仕事です。

既存の壁を白く塗装した壁面にも商品が並びます。

地下

1Fの内装は西沢立衛が手がけていますが、足湯のある地下はトマークの金子氏のデザインです。

この階段を降りて地下で靴を脱ぎ足湯につかるシステムになっています。

混雑状況

訪問したのは2021年3月上旬の平日の午後3時頃でしたが、若い女性客が足湯の順番待ちをしており、到着した時点で既に5組待っているので1時間後くらいの案内になると言われ、予想外?(失礼!)の大盛況でびっくりしてしまいました。

せっかくの訪問でしたが、残念ながら1時間は待てないので、建築の見学だけしたい旨を伝えると、スタッフの方が快く地下も案内してくださいました。

地下は丸い形のお風呂のふちに腰掛けて足をつけながらお茶をいただくスタイルになっています。この日は混んでいたので、写真撮影は憚られたため地下の写真はありません。

窓からにじみ出る

アクリルの間仕切りが放つ虹色の不思議な光が、このお店の大きな窓から滲み出るように光っていて、設計した西沢立衛の狙い通り、道ゆく人は「ここはなんだ?」と二度見する光景を目にしました。まぁ、確かに不思議です。

夜になればさらにもっと虹色の光の効果が強くなるに違いありません。次回は夕暮れ時から訪れてだんだん暗くなっていく様を観察したいと思います。

YUBUNE TOKYO

東京都新宿区新宿5-10-1 2SKY BLDG 1F

11:30~18:30 月火休

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