KYNEの個展「KYNE KaiKai KiKi」がKaiKai KiKi galleryで開催

個展

アーティストKYNEの個展「KYNE KAIKAI KIKI」が元麻布のKaiKai KiKi galleryで4/9から始まりましたので早速観に行って来ました。

kaikaikiki gallery KYNE kaikaikiki

行列

いつものようにのんびり歩いてギャラリーに向かったのですが、KaiKaiKiKi galleryはいつもとは違いました。この展覧会の前の展覧会「HEALING HEALING」の展覧会の様子はこちらから

ギャラリーへ降りる階段に人が並んでいるのです。思わず「え!?」と声が出てしまいました。さすが大人気アーティストの展覧会初日だけあってすごいなー!と驚きつつ、コロナなのできっと入場制限してるんだなと解釈して、とりあえず列に並ぶことにしました。私の前に10人くらいはいたでしょうか。

入場

並んで待っていると、5分もしないうちにギャラリーのスタッフが出て来て「展覧会鑑賞の方は中へどうぞ」と言う案内があり、会場に入ることができました。入ると思ったほど大勢の人が鑑賞しているわけではなく、端っこにKYNEさんご本人もいらしてましたが、特に大混乱した様子は見て取れませんでした。むしろ至って通常のギャラリーの雰囲気でした。一安心。

ギャラリー内の様子

版画販売

では何に並んでいたかと言うと、KYNEさんと村上隆氏のコラボ版画購入の列だったのです。しかも、購入するにはただ並べば買えるなんて生優しいモノではなく、webにて事前申込抽選制をとっていたのでした。今回販売の作品は各ed50x3種なので限定150枚です。たった150枚をめぐる壮絶な戦いがweb上で繰り広げられたのでしょう。噂によるとその倍率はとんでもないモノだったようですから並んでいる方々は幸運にもその厳正なる抽選に当たった強運の持ち主だったのですね。のんびり何も考えずに来てしまった私とはまるで心意気が違う方々だったのでした。失礼しました。

*edとはエディションの略で限定枚数の意味です。ed50と言うのは限定50枚と言う意味です。

思い返せば歩いてギャラリーへ向かう途中、何やら大きな板状の段ボールを持ってる人と何人かすれ違いましたが、あれは購入した版画作品だったのですね!みなさん複数持っていたような気がするので、抽選で当たると3枚セットで買えたのかな?その辺りのルールは不明です。

リサーチすると「KYNEx村上隆版画売ってください!」と言うツイートもいくつか見かけました。やっぱりすごい争奪戦のようです。KYNEファン、村上隆ファン、両方のファンの三つ巴の戦い?ですからね。

ちなみに版画の価格は3種のうち2種が税込み298,700円、1種が353,700円です。この価格差は一目瞭然、シルクスクリーンなので単純に版数の差、すなわち色数の差ですね。

端っこに屈んでるいるのがKYNEさん本人▼

版画作品と本画とKYNEさん

本画

版画に対して本画(原画と言う場合もある)と言います。アーティストが実際にキャンバスにアクリル絵具で描いた作品です。これら本画がギャラリースペースに並びます。今回抽選販売となった版画作品3点の本画も展示されています。これら3点はコラボなので、背景は村上隆(kaikaikiki)が、人物はKYNEさんが描いてます。どっちが先に描いたんでしょうね。そりゃKYNEさんですよね。

今回販売の版画作品3種の本画▼

KYNE x 村上隆 作品の本画

で、シルクスクリーンはこの本画を元に色の数だけ版を作り、刷っていきます。木版や銅版はだいたい20−50くらいのedが普通ですが、シルクスクリーンやリトグラフの場合はedが100とか200なんていう作品も少なくはないですが今回は50枚です。この数は版画全般では普通ですが、シルクスクリーン的には少ない方かもしれません。

キャンバスにアクリルで描かれた本画作品▼

本画の展示 本画の展示2 本画の展示3 丸いキャンバス作品

版画作品

畳スペースには版画作品が展示されていました。全てedはHCの作品です。通常HCはedの5−10%制作するので1−5枚くらい存在するはずです。その1枚目と言う意味がH.C.1です。H.C.は通常版元が所有する作品なのでkaikai kikiの所有なのだと思います。*HCはHors Commerceの略で非売品の意

今まで販売されたKYNEさんの版画作品が並びます。全作品3色刷りのようです▼

KYNE 版画作品 KYNEサインとH C.1

この展覧会はKYNEさん、GALLERY TARGET、Kaikai Kiki Galleryで2020年11月から半年間、毎月3種版画を制作販売し、4月に版画の元である本画の個展で締めくくるプロジェクトです。

その計画にはKYNEさんの本画がセカンダリマーケットになかなか出回らないため、版画の価格がとんでもなく高騰していると言う事実があり、それを緩和し正常化しつつ本画の意味を問うと言う目的があります。

KYNEさんの作品の現代美術における文脈についてはきちんと書かれたものがあるのでそちらを読んでいただき、アートマーケットを揺るがすKYNEさんの本画と版画をじっくり鑑賞する機会を逃す手はないでしょう。

また、スパイラルガーデンで開催しているOKETA COLLECTIONにもKYNE作品が出品されています。詳細はここ!

KYNE KaiKai Kiki

KaiKai KiKi gallery 2021年4/9- 4/28 11:00〜19:00  日月祝休

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