銀座「Keep Changing」
銀座と青山の2カ所のAkio Ngasawa galleryで宮島達男の展覧会が同時開催されています。早速会期初めの先月末に見てきました。銀座の方は会期が長く10/2まで開催されているので何度か見に行ってその変化を楽しむ事ができそうです。まずは銀座の様子から。
ちょうど2年前の夏にもこのギャラリーで宮島達男の展覧会を開催していました。その展覧会については宮島達男「COUNTING」AKIO NAGASAWA GALLERY GINZAを参照ください。
鑑賞者がサイコロを振って出た数字を展示する作品なので刻一刻と作品は変化し続けます。今回、予約制でサイコロをふる事ができるようです。
作品参加の予約方法
1日1名限定で各日15:00より、“Painting of Change” インスタレーション作品にご参加いただけます(要予約)。お客様に、実際にサイコロを振っていただき、その出た目の数字に作品の形状を変えていきます。ご予約は info@akionagasawa.com まで、メールタイトルに【宮島達男展 観客参加希望】と、本文に【ご希望の日程(火曜〜金曜の平日のみ)を第三候補日まで】明記の上、メールをご送付ください。ご参加はメール先着順とさせていただきます。(Akiko nagasawa gallery H Pより抜粋)
昨年のSCAI THE BATH HOUSEでの展覧会「Uncertain」では金箔の巨大な数字がありましたが、今回は数字の素材がキャンバスだけでなく石やアクリル、鏡などバラエティに富んでいます。 これは石でできた数字の部分▼
これは塗りもののようですね▼
このサイコロを振って出た数字に作品が変化します。▼
基本情報(銀座)
宮島達男「Keep Changing」
Akio nagasawa gallery Ginza
11:00–19:00 (土 13:00–14:00 )日月祝休 8.8〜8.16夏期休廊
青山「Continue Forever」
青山の会場では宮島達男自身による手描きの数字をデジタルフォント化した新作ドローイング作品が展示されています。この作品、私は初見のタイプの作品です。▼
壁にかかっている円の描かれた平面作品が新作のドローイングです。▼
展示台に乗ってる bookも EDのある作品です。見ての通りEDは5です。▼
壁にかかっている四角形の描かれた平面作品も新作のドローイングです。▼
近くで見るとこんな感じです▼
ドローイングに何が描かれているかをルーペで見てみます。なんと細かい細かい数字です!▼
円形や四角形のドローイングの正体は宮島達男が手書きで書いた数字をデジタルフォント化して円形や四角形に羅列していたのです。細かい!おそらく1枚で200万文字くらいになると思います。
肉眼でも数字だということはわかりますが、ルーペはギャラリーで借りられます。
青山の会期は7.17までです。青山のドローイングは必見ですね。
基本情報(青山)会期終了
宮島達男「Continue Forever」
2021.6.24 – 7.17 → 会期延長 2021年6月24日(木) – 8月28日(土)
11:00–13:00, 14:00–19:00 日〜水・祝休(8/12〜8/14夏期休廊)