「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

伝統パッケージ

日本のの伝統的なパッケージの収集・研究を続けたデザイナー岡秀行がコレクションした日本人の造形美が宿る伝統パッケージ400点を、主に素材ごとにセクション分けした展覧会です。

その素材となるのは木、竹、笹、藁など、日本の風土に育まれた自然素材や、陶器、 和紙、絣といった、日本人に馴染みある素材です。

「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

 

3度目の展覧会

1975年のニューヨークのジャパンソサエティ・ギャラリーでの展覧会を皮切りに岡秀行のコレクションは世界に巡回しました。その結果「TSUTSUMU(包む)」という言葉とともに大きな反響を呼びます。

1988年このコレクションを「5 つの卵はいかにして包まれたか―日本の伝統パッケージ展」と題して日本の美術館で初めて本格的に紹介したのが目黒区美術館でした。▼

「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

岡秀行から「〈包む〉コレクション」を譲り受けた目黒区美術館は、2011年にその全容を紹介する今回と同名タイトルの展覧会を開催しました。それ以来、10年ぶりとなる岡コレクションの展示が今回の「包む-日本の伝統パッケージ」です。

展覧会のフライヤー▼

「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館 「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

デザイナー岡秀行

1905年に福岡県生まれた岡秀行は1923 年に上京、川端美術学校で洋画を学びます。 1935 年に図案と 写真撮影を行う「オカ・スタジオ」を銀座に設立しました。現在では定着したアートディレクター・システムを導入したデザイン事務所の草分けです。

戦後は、グラフ雑誌、宣伝広告、ポスターなどのデザインを幅広く手がけます。

その傍ら1950 年代より日本の伝統パッケージの収集と研究をはじめ1964年に伝統パッケージの展覧会を開催します。

その後、1965年に写真集「日本 の伝統パッケージ」(美術出版社)、1972年には、絶版になった現在でも読み継がれている「包」(毎日新聞社)を出版しました。

展覧会

展覧会場内は基本的に撮影禁止です。しかし、2カ所ほどエリア内からの撮影が可能な場所があります。

素材別に伝統パッケージが展示されています▼

「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

この会場の入り口の1.5m四方に線引きされたエリア内からのみ撮影ができます。▼

「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

会場内に入ったら、撮影はできません。▼

「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

展示物はほぼ全てが食品、お菓子、酒類のパッケージです。

一部のパッケージは経年劣化のため、写真パネルでの紹介になっているものもあります。

現在も同じ仕様のパッケージがあるものは、新しいものに差し替えられています。

見覚えのあるパッケージや、懐かしいパッケージなど日本全国の様々なパッケージの世界を堪能できます。

鑑賞しながら、過去に開封するのや、捨てることを躊躇うような、お菓子やお土産を思い出しました。

「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

このパネルの裏に映像が流れています。映像は確か20分ほどだったと思うのですが、日本の伝統パッケージについてわかりやすくまとめられているので必見です。▼

「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

 

カフェ

目黒区美術館の1階奥に大きな正方形のテーブルが中央にドーンと置かれたカフェがあります。

そこで、こんな特別メニューがあったので、食べてみました。▼

「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

職員イチオシの甘酒とクリームチーズとゆずにチャレンジしてみました。

中身はいわゆる「雪見だいふく」でした。

カフェのお会計はオーダーしカフェカウンターではなく、入り口のチケットカウンターなので要注意です。

「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

目黒区美術館の最寄駅である目黒駅の駅を挟んで反対側に東京都庭園美術館があります。

私はだいたい目黒区美術館を訪問する時は東京都庭園美術館とセットが多いです。

今回も庭園美術館で「ルネ・ラリック リミックス ー 時代のインスピレーションをもとめて」を鑑賞後に立ち寄りました。

まだまだ酷暑ですが、目黒区美術館の「包む-日本の伝統パッケージ」展は膨大な量の展覧会ではないし、楽しい展覧会なので、はしごしても大丈夫です。

「包む-日本の伝統パッケージ」展 目黒区美術館

包む-日本の伝統パッケージ

目黒区美術館 MAP

2021年7月13日(火)~2021年9月5日(日) 月休 10:00〜18:00

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