坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

世田谷の北沢川緑道沿いにあるフレンチ&イタリアンレストラン「ヴァン・サンテ/vin snate」の内装は、あの建築家坂茂の手によるもの。

紙管がふんだんに使われた、見る人が見れば誰の設計なのか一目でわかる店内は、ガラス貼りでとても明るく開放的なレストランです。

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

 

サンテからの改名

”坂さんの「ヴァン・サンテ」に行こう”と言われた時はギャグかと思いました。文字にするとそうでもないのですが、音で聞くと完全にオヤジギャグです。

なんでも、オーナーシェフはこの近所で10年ほど「サンテ」というレストランをやっていて、この地に移転し坂さんの内装で2016年にリニューアルオープンさせた時に店名を「ヴァン・サンテ」に改名したそうです。

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

ダブルミーニング

これまでの「サンテ」に「ヴァン/vin」を加えたのは、ワインをそれまでより充実させたことと、建築家坂氏の名前のダブルミーニングにしたということなので、オヤジギャグに聞こえてしまったのも満更間違いではないようです。

訪問したのは、仕事でこの近所の事務所に打ち合わせに行った時なので平日のお昼時でした。まだ猛暑が来る前だったので、テラス席も気持ちよさそうでしたが、先客がいたため店内に。

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

常連さんは

お店に入る前から目についたのは、店前に並ぶすごい台数のママチャリです。そうです。この店の周辺は閑静な住宅街なので、近所に住む主婦達の優雅なランチタイムにちょうど良い店のようです。

店内に目を向けると3−4人のママさんグループが何組もおしゃべりに花を咲かせていました。女性に支持される店は間違いないといいますが、この光景を見ただけで期待は高まりました。

天井の構造材は、ベイマツの集成材です。紙と木による温かみのある空間が広がります。▼

 

この既視感

店内に入るとものすごい既視感です。そう、このブログでも2019年に記事にした山形県鶴岡市のショウナイホテルスイデンテラスを想起する空間です。

しかし、私自身がスイデンテラスを先に訪問しただけで、実際に竣工したのは「ヴァンサンテ」が2016年、スイデンテラスが2018年なので、こちらの方が先なわけです。

天井、パーテーション、椅子(奥の席)も紙管です。キッチン側の紙管にはワインが収納できます。▼

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

メニュー

オーナーシェフはフランスの星付きレストランで修業経験があり、出身地である静岡県の無農薬野菜をふんだんに使ったメニューが特徴です。

コース、単品と選べます。▼

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

パスタの内容は黒板を参照します。

黒板が置かれている椅子は、坂茂デザインでスイスのwb form社から販売されている「カルタチェア」です。▼

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

こちらドリンクメニューです。▼

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

 

オーダー

軽めのパスタコースをセレクトしました。バゲットと前菜のプロシュートとサラダが来ました。

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

海老とキャベツのバジルパスタのM(100g)です。パスタの量はMとLから選べます。

バジルたっぷりでとても美味しかった。▼

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

こちらは帆立と小松菜のトマトパスタのL(130g)です。▼

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

デザートのスフレチーズケーキとルイボスティです。チーズケーキはライム風味ですっきりした夏らしい味わいでした。▼

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

こちらはカスタードプリンです。濃厚でやや硬めの正統派プリン。美味しくいただきました。▼

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

軽めのコースとはいえ、前菜、バゲット、パスタ、デザート、ドリンクまでついて来て2200円ですからお得です。

坂茂の紙管の空間で贅沢なランチタイムを過ごすことができました。次はディナーも食べてみたいなぁ。

坂茂設計 紙管のレストラン「ヴァン・サンテ」

店頭の黒板の横にはお店のポストカードが。▲

だいぶ前に一度だけ訪問したことがあるのですが、今でも坂茂建築設計事務所はこの近くにあり、坂さんも度々食事にいらしゃっるそうですから、偶然一緒になることを密かに期待していましたが、さすがにそんなにうまくはいきませんでした。

坂茂設計 ヴァン・サンテ/vin sannte

ヴァン・サンテ/vin sannte

世田谷区代沢4丁目39−7 MAP

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