ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

銀座CHANEL NEXUS HALLで開催中の「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」ギイブルダン/Guy Bourdinの写真展を観て来ました。

真っ黒で暗いトンネルの先に眩しいくらい真っ白な空間が待ち受けています。この導入部は高揚します。▼

ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

ギイ・ブルダン/Guy Bourdin

この展覧会を見るまでは全く知らなかった写真家です。ギイブルダンは、1928年フランスはパリ生まれ。1940年代後半から写真を撮り始め、1951年のマン・レイとの出会いによって、シュルレアリスムに多大な影響を受けた写真がファッション業界の目にとまり、1955年2月号の仏『ヴォーグ』誌に初めてファッション写真が掲載されます。

カメラを構えるのが若かりし頃のブルダンです。▼

ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

 

その後60年代のシャルル・ジョルダンの広告写真などを手がけ、ヘルムート・ニュートンらとともに、70年代ファッション写真に大きな影響を遺した奇才だということです。

へぇー知らなかった。ヘルムート・ニュートンの知名度の高さに比べてあまり知られていないのは何でだろうかと調べてみたら、そもそも存命中には1冊の作品集も出ていなかったということがわかりました。没後10年経った2001年にようやく回顧写真集『EXHIBIT A』が完成し、2003年から回顧展が世界を巡回しました。現在は、数冊PHAIDONなどから写真集が出ているようです。

ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

ギイ・ブルダンの写真は、広告・ファッション写真として消費され歴史に埋没していたけれど、没後再評価されたパターンかもしれないですね。勝手な解釈ですけれど。

展覧会場

シャネルネクサスホールでの展覧会は会場構成も楽しみの一つです。今回は真っ白な空間です。垂直と斜め線によってパーテーションが切り分けられています。会場は右回りに回遊します。▼

ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

アプローチは白い世界▼

ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

最初に見えてくる色はブルーです。▼

ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

 

次に見えてくる色はパープル▼

ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

中央は真っ白な世界▼

ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

会場内の切り取られたパーテーションによって、全体は見えないけれど、一部が見え隠れしている様は何かを示唆するようなストーリー性のあるギイ・ブルダンの写真の世界観と合致しています▼

ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

中央からパープルの空間を見る▼

ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

最後のカラーはブルーの壁。これはシャネルの香水の写真です。▼

ギイ・ブルダン展 「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高」CHANEL NEXUS HALL

 

会場の撮影は可能ですが、フラッシュ、三脚の使用は不可です。入り口に小さく「一部に性的とも捉えられる表現を含んだ作品がありますが、時代性を尊重して展示を行なっています」という注意書きがありましたが、そこまで際どい表現はなかったように感じます。

ギイ・ブルダン展を観た後は同じくスーパーブランドが運営するギャラリーメゾンエルメスで開催中の展覧会も合わせて鑑賞をお勧めします。

「ル・パルクの色 遊びと企て」ジュリオ・ル・パルク展 銀座メゾンエルメス

基本情報

ギイ・ブルダン/Guy Bourdin「The Absurd and The Sublime/滑稽と崇高

2021年9月8日(水)~10月24日(日)11:00 – 19:00  無休 予約不要(ただし混雑時入場制限あり)

シャネルネクサスホール/CHANEL NEXUS HALL

中央区銀座3丁目5−3 シャネル銀座ビルディング 4階 MAP

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