隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

北参道駅の13戸だけのラグジュアリーコンドミニアム「The KITA」は隈研吾が設計した超高級マンションです。最上階のペントハウス見学の機会があったので行ってきました。


隈研吾

隈研吾と言えばあの国立競技場のような大規模物件から、表参道のパイナップルケーキ店サニーヒルズまで、数々の設計に加えて、国立近代美術館での展覧会開催など、その活躍を知らない人はいない、今や日本で最も有名な建築家です。その隈研吾が手掛けた富裕層向けのコンドミニアムです。これは期待大ですね。

外から

副都心線の北参道駅から徒歩約3分、JR原宿駅から徒歩約9分の住宅街にその建物はありました。すぐ近くには、ユニクロなどを手掛けていた有名インテリアデザイナーの事務所もあったりするような場所です。

エントランス側のファサードは上から下まで細いルーバーです。とても細いので横からは面に見えます。住宅なので、全部ルーバーで覆うのはあり得ないですね。

エントランス側だけ細いルーバーで、そこ以外の3面はマンションの体を成しています。電信柱が‥。この辺りはまだ地中化されていないんですね。千葉で豪邸を長い間建築中の某氏は、家の周りの電柱を自費で地中化したという話を思い出してしまいました。ここは、集合住宅ですからね。誰がその経費を負担するのってことになりますよね。▼

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

なんと、エントランスにあるのは「THE KITA By Kengo Kuma」の文字です。すごいですね。もはや「Kengo Kuma」はパワーワードです。いや、ブランドかな。

しかし、このロゴのフォントいいですね。誰がデザインしたのでしょう。

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA


中へ

エントランスはシンプルです。ラウンジチェアやソファセットが置いてあったりするマンションも多いですが、ここは入っていきなりエントランス=エレベーターホールです。13戸しかないので、エントランスにラウンジ要素は必要ないということですね。

サッシュが綺麗です。▼

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

ペントハウスへ

エレベーターで最上階へ上がります。最上階の扉が開くと、そこはいきなりもう住居です。いわゆる玄関的な要素はないのですが、きっとシューズクロゼットがどこかにあったのでしょう。眼前の家とは思えない空間に呆気にとられて、実際住んだら靴をどこで脱ぐかとか、その靴はどこへ?とかその場では考えませんでした。

この写真の左側にエレベーターの扉があります。このスペースがエレベーターホールであり、この家の玄関ホールです。▼

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

玄関ホールにはイサム・ノグチのAKARIが無数に設置されていました。まず、普通の家では、これだけの数のAKARIを家中に付けたって余ってしまいそうです。

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

開放的な天窓とノグチのAKARIそして螺旋階段。眼福です。

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

家の中に螺旋階段!それだけでもすごいのに、螺旋階段があるってことは上階があるってことです。ヒーッ!ペントハウスはワンフロアではなかったんです。

しかも、螺旋階段の奥に見えるグランドピアノが、普通より小さく見えたのですが。決して小さくないんです。ここが広すぎるのです。グランドピアノでさえこじんまり見えちゃうペントハウス。さすがです。で、肝心なここの広さとは、というと500平米越えだそうです。確かに、そのくらいはありましたね。確実に。


螺旋階段

この部屋で一番目を奪われたのは、何度も書きますが螺旋階段です。優美な曲線を描く美しい螺旋階段を毎日眺められるなんて、羨ましい。いや、羨ましいポイントは他にもたくさんあるのですが。

なんとこの階段、踏面が部屋の床と同様に大理石なんです。え、すごっ!▼

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

螺旋階段の先にはファサードデザインと統一された細いルーバーによる壁が。美しいラインを描く優雅な螺旋階段です。シンプルで華奢なのに踏面は大理石。▼

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

ペントハウスの階段はここだけではありません。実はもう1箇所ありました。それがこの階段です。屋上へ繋がる屋外階段なんですが、この階段の先に何があるかというと‥。

豪邸と言えばプールです。そう、マンションの最上階にプールがあるんです。マンションの住民専用じゃなくて、ペントハウスの住人専用ですよ。当たり前ですが。残念ながらプールの見学はできないという事で階段だけ写真におさめてきました。▼隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

上階

上階は書斎スペースの設えになっていました。このスペースのバルコニーにある階段から屋上プールへ上がります。▼

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

螺旋階段書斎側を見る▼

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA


寝室

寝室は上階に2室、メインフロアに2室全部で4室ありました。全てにウォークインクローゼットとバス・トイレ付きでした。ま、そんなの当たり前ですよね。このレベルであれば。寝室の壁と天井にはテククチャー強めの和紙が貼られていました。また、バスルームにも和紙が挟み込まれたガラスが使われていました。

寝室のウォークインクローゼットとバスルーム▼

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

リビングルーム

こちらが500平米越えのペントハウスのリビングルームです。ルーバーで覆われているのはキッチンです。キッチンだけでも普通の家の一部屋以上の広さです。見えにくいけれど。もちろん、隈研吾設計ですからミーレでした。▼

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

こちら逆サイドから見たリビングの様子です。この正面の窓側には、ファサードのルーバーが見えます。1本1本がとても細いので全く圧迫感は全くないですね。▼

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA


The CLUB

今回、庶民の私が買えるわけもないのに、なぜラグジュアリーコンドミニアムのペントハウスを見学したかというと、銀座シックスの銀座蔦屋にあるCCCのギャラリーThe CLUBがこのペントハウスにアートをキュレーションていて、その見学に来たのです。

The CLUBの前回の企画は、旧山口萬吉邸Kudan Houseでした。今回はガラリと変わって、新築の超高級コンドミニアムのペントハウスが舞台となったのです。

kudan houseもそうでしたが、ここに展示してある作品は全て購入可能です。

しかも、kudan houseと決定的に違うのは、ここはこのペントハウスも購入可能です。2階の160平米2LDKの部屋が7億円だったので、ここはどうでしょう、軽く10億円は超えると思うのですが、購入希望の方は是非、検討してみてください。

大理石の壁には今坂庸二朗の写真作品が飾られています。▼

隈研吾設計 北参道 ラグジュアリーコンドミニアム THE KITA

THE KITAで開催しているThe CLUBの展覧会会期は2021年10/15で終了しました。

THE CLUBの前回の展覧会についてはこちらを▼

「The Still Point – まわる世界の静止点」kudan house(旧山口萬吉邸)

関連記事

コメントを残す