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内藤廣設計 とらや赤坂店 虎屋菓寮は吉野の檜を贅沢に使ったすごい建築


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内藤廣が設計を手がけ2018年にリニューアルオープンした羊羹で有名な虎屋の本店、とらや赤坂店は、虎屋菓寮というテラス席もある人気のカフェやギャラリーを併設するとらやの総本山、いわば虎屋の旗艦店です。そしてこことらや赤坂限定の羊羹やメニューもありますから見逃せません。

とらや赤坂店 虎屋菓寮

とらやといえばこの暖簾ですね。▲

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とらや赤坂

「とらや」は、室町時代後期に京都で創業した超老舗和菓子店です。明治の東京遷都で赤坂に店を構え、赤坂で何度か移転し、1964年に現在の場所に移りました。

それから2015年まで51年間この赤坂の地で、赤坂のランドマーク的な存在だった本店ですが、2015年に建て替えのため一旦閉店の後、2018年10月に現在の新しい「とらや」としてリニューアルオープンしました。

虎屋といえば羊羹、羊羹といえば虎屋というくらい、定着している超老舗ですが、今回の赤坂店の建築は、これまでに「とらや 東京ミッドタウン店」「とらや 京都一条店」「TORAYA TOKYO」「とらや工房、とらや御殿場店」など各地のとらやを手がけた内藤廣です。

とらや赤坂店 虎屋菓寮

 

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「とらや」らしさ

当初の予定では、元々のビル同様に高層ビルを建設し1階に路面店として本店を構えることになっていたものの、”もっと「とらや」らしい建物を”という声を受けて、低層の計画に変更されたそうです。結果的にこれは大成功をおさめたと言っていいでしょう。

吉野の檜をふんだんに使った空間は、温かみに溢れまくっています。近年こんなに贅沢に木を使った空間があるでしょうか。オープン時には店内に入ると檜のいい香りが漂っていました。

2階から階下の1階を見下ろしたところ。全面ガラス張りの開放的な階段です。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

1階エントランス

とらやの目印の一つ、店名の書かれた大きな暖簾をくぐって入ると、1階エントランスは受付兼エレベーターホールです。常に店内案内のスタッフが立っています。

実は裏にまわるとわかるのですが、1階の敷地はほとんどが駐車場なので受けつ機能のみです。

開放的な階段が上階まで続いていますが、エレベーターもあります。年齢の高い客層ですから当然ですね。

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虎屋赤坂ギャラリー

とらや赤坂店というと虎屋菓寮の空間に目が行きがちですが、私は地下の虎屋赤坂ギャラリーの空間もとても好きです。

地下のため窓がないので、床壁天井全面が木で覆われており、その完璧さと言ったらここに身を置かないと感じることができない、他に類を見ない包容力のあるスペースです。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

床、壁、天井、少しづつ木の貼り方やサイズが違うので、同じ素材ですが、リズムがあります。最近は、本物と見紛う木目のシート類がたくさんありますが、やっぱり本物は全然違いますね。ため息。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

ギャラリーの内部もホワイトキューブではなく、なんと壁は木の組み木です。壁全体が工芸品です。

とらや赤坂店 虎屋菓寮

ギャラリーでは虎屋にちなんだ展覧会が定期的に行われています。虎屋の歴史や和菓子づくりの道具など、興味深い内容が無料で鑑賞できる贅沢空間です。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

現在は、「とらやと楽しむ寅年」展 2021年12月1日(水)~2022年4月5日(火)開催中です。

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2階 物販

とらやの内装には地下以外、左官職人として有名な久住章氏らによる黒漆喰の壁があります。2階は正面カウンターバックが黒漆喰磨き仕上げです。

現在は、手前にコロナウィルス対策用のビニールシートが垂れ下がっているため写真はオープンしたばかりの頃のものです。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

2階の中央に螺旋階段があります。この螺旋階段からも虎屋菓寮へ行くことができます。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

この木製の螺旋階段も美しい。惚れ惚れ。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

2階には大人気の虎屋菓寮の待機スペースがあります。予約はできないシステムなので、週末ともなるとここも大混雑です。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

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虎屋菓寮

最上階は、大人気の虎屋菓寮です。

写真は3階から階下を見下ろした様子▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

階段を登りきった正面の壁は黒漆喰天紋様仕上げです。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

とらや御殿場店もギュイーンと円弧を描いていますが、赤坂も壮大な円弧を描いています。大きな窓ガラスに添って席が設けられています。開放的ですね。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

赤坂店限定メニュー

ここまで来たらやっぱり素通りはできません。せっかくなので赤坂店限定のものを。他にもドリンクメニューや、フードメニュー、季節もののメニューなどたくさんありますが、赤坂限定メニューを▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

和菓子と言えども芸術品ですね。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

やっぱり本店だけあって限定メニューも豊富です。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

というわけで、毎日店内で焼き上げる午後からの限定メニュー残月と抹茶を。

赤坂御用地と豊川稲荷の緑を眺めながら美味しい和菓子をいただきます。至福の時間ですね。▼

とらや赤坂店 虎屋菓寮

季節によっては豊川稲荷の桜が見事です。桜がよく見えるテラス席もありますよ。

とらや赤坂店 虎屋菓寮

虎屋菓寮は大人気なのですが、予約はできません。しかし、HPで現在の混雑状況を見ることができるので便利です。

せっかく訪れたら、やっぱり和菓子をいただき、お土産に羊羹を購入し、地下のギャラリーと建築空間で目の保養をして帰りたいですね。

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とらや赤坂基本情報

地下ギャラリー 9:30~18:00

2階 物販 9:00〜19:00(平日)9:30〜18:00(土日祝)

3階虎屋菓寮 11:00〜18:30 (平日)11:00〜17:30 (土日祝)

毎月6日定休(12月をのぞく)

とらや赤坂店

東京都港区赤坂4丁目9−22 MAP

アクセス:東京メトロ丸の内線、銀座線赤坂見附駅A出口より徒歩7分

駐車場:9台

内藤廣設計の紀尾井清堂はとらや赤坂店から徒歩13分ほどです。紀尾井清堂の記事はこちら▼

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