いよいよ解体工事が始まった黒川紀章のメタボリズム建築 中銀カプセルタワービル

記事の評価

建築家の黒川紀章が手がけた代表作として、またメタボリズム建築として、昭和を代表するレトロ建築としてさまざまな顔を持つ超有名建築の中銀カプセルタワービルの解体工事がいよいよ始まりました。

本当に解体してしまうのか半信半疑でしたが、それは残念ながら真実でした。このブログでは解体工事の経過をゆるい定点で観察していきたいと思います。

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中銀カプセルタワービル

それはあまりにも有名な建築なので、説明不要かと思いますが、ぎりぎりまで一部カプセルには、賃貸または分譲で居住していた住人がいらっしゃいました。

また2015年から始まった中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト主催の見学会も2022年1月末まで行われていました。

中銀カプセルタワーのカプセル内部の様子。▼

ですから、まさか本当に解体するとは思ってもみませんでした。

解体直前に見学会に参加して、貴重な黒川紀章のメタボリズム建築の中を見学してきました。その時の様子、カプセルの中、カプセルからの眺めなどは下記記事を参照してください。

今となってはもう2度と入れない貴重な経験となってしまいました。▼

黒川紀章 取り壊しが決まった解体直前の中銀カプセルタワービルを見学 その1

黒川紀章 取り壊しが決まった解体直前の中銀カプセルタワービルを見学 その2

また中銀カプセルタワービルに関しての関連書籍もいくつか出版されています。Amazonからどうぞ▼

見に行ってみた

五月の連休の前後に見に行ってきました。

中銀カプセルタワーの姿は見えてきたものの、足場と仮囲いが!▼

A棟の塔屋の「中銀」の文字はまだ見えています。銀杏の葉が生い茂っていて全貌が見えません。▼

B棟側からだと完全にはその姿を見ることはできなくなっていました。▼

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解体工事のお知らせ

では、中銀カプセルタワービルの解体工事はいつからいつまでなのかというと。

解体のための仮囲いに掲示されている「解体工事のお知らせ」が下記写真です。

解体工事期間は令和4年4月12日から令和4年12月29日となっています。

要するに今年いっぱい、2022年中にはその姿が消えてしまうわけです。なんと!年内で完全になくなってしまうのか!

解体定点観測

中銀カプセルタワービルに足場が組まれていきます。

下層部は完全に仮囲いで見えません。高速道路の上の部分はまだ見えていますが、B棟(写真左側の低い方)は半分くらい見えなくなっています。A棟(写真右側の高い方)にはまだ足場が組まれていませんでした。

2022年4月28日の様子▼

連休が終わり工事が再開されて1週間ほど経った頃、再度見に行ってみました。

B棟はすっぽりと囲われ、もう見えません。A棟も足場がかなり上まで組まれていて、囲いも半分くらいまできています。

2022年5月12日の様子▼

B棟の塔屋がなくなってしまいまいした。A棟も足場が上まできています。カプセルの姿が見えなくなる日が近づいています。

2022年5月20日の様子▼

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遠目から

高速道路越しに見えていたかつての中銀カプセルタワービルの姿▼

2022年5月20日

塔屋が一つだけになってしまった様子。遠目から見ると益々寂しさが増します。▼

背後から

裏側はクレーンが聳え立ち、更に解体現場然としています。

保管用カプセル

中銀カプセルタワービルのカプセルは解体工事の後、世界中の美術館などで保存・保管される予定なのですが、全部のカプセルを保管・保存するわけではありません。

申し出のあった数量のカプセルが保管・保存されるのだと思いますが、それが何個で、どこへ行く予定なのかはまだ明かされていません。

誰がどうやって、どのカプセルを保管するのか決定したのかわかりませんが、よーく見ると「保管用カプセル」という紙が丸窓に貼られているカプセルがいくつかあるのがわかりました。

これはA棟です。ここから見えるだけで4つのカプセルが保管用だということがわかります。▼

4月28日に見に行った時にはこの保管用カプセルの紙は貼られていませんでした。▼

今後も継続的に定点観測を続けて追記していきたいと思います。

中銀カプセルタワービル保存・再生PJのツイッター(@nakagincapsule)、インスタグラム(nakagin_capsule_tower)では日々解体工事の記録を発信しています。こちらも目が離せません。

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基本情報

中銀カプセルタワービル

東京都中央区銀座8丁目16−10 MAP

アクセス:汐留駅徒歩5分、築地駅徒歩5分、新橋駅徒歩9分、東銀座駅徒歩9分、銀座駅徒歩14分

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