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東京都内建築巡り<西麻布その3>近隣住民目線で見るレーモンド建築から最新のリノベーション建築まで

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東京都内建築巡り<西麻布その1><西麻布その2>に続いてその3です。夜のイメージの強い街ですが、近隣住民がお届けする昼間の「西麻布」のどこにも載ってないディープな建築を紹介します。

その3は、50年代のアントニン・レーモンドの住宅建築、北川原温や保科孝之のバブル時代の建築、中村拓志と芦沢啓治のリノベーション建築まで、新旧さまざまな西麻布建築巡りです。

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L’ecrin Boutique Tokyo 中村拓志

設計:中村拓志 竣工:2014年

東京都港区西麻布3丁目21−3 MAP

L’ecrin Boutique Tokyo/レクランブティックトウキョウ六本木通り沿いにあるエルメスのバーキン専門店です。以前のお店は普通のガラスで中が丸見えでした。改修後に特殊な工法で制作したヘリンボーン模様に凹凸のあるガラスのファサードとなりました。丸見えではないけれど、よく見えるわけでもない、ちょうどいい感じの透け感です。

L'ecrin Boutique Tokyo 中村拓志

六本木通りを挟んでちょうど対面に杉本博司建築のガラス工事を担当している三保谷硝子店があるので、ここの工事中に通りがかった際、知り合いが施工をしていたので、「目の前だもん、三保谷硝子店のガラスでしょ?」って聞いたら、なんと違いました。

でも、加工をしたのは知ってる地方の会社でした。大元は皆一緒なんですよね。

L'ecrin Boutique Tokyo 中村拓志

WAVE 西麻布 北川原温

設計:北川原温 竣工:1992年

東京都港区西麻布1丁目14−17 MAP

西麻布のバブル建築といえば都内建築巡り<西麻布その1>で紹介したナイジェル・コーツのThe WALLとArt Siloですが、こちらも実はなかなかです。

現在はWAVE 西麻布ですが、竣工時はSCALA/スカラーという名前のビルでした。

北川原温といえば渋谷のシネマライズの入っていたRISE/ライズですね。こちらのビルはその6年後に竣工ししています。

シネマライズに比べれば、こちらはだいぶおとなしいかもしれません。

写真右側の白とブルーの低いビルは、磯崎新事務所出身の八束はじめ設計によるアンジェロ・タルラッチ・ハウスですが、竣工時とはかなり外観が変わってしまい、当時の原型をとどめていません。

竣工時は2つのビルの対比が面白かったようですが、今は孤立してしまった旧スカラーです。▼

WAVE 西麻布 北川原温

ビルの横顔です。この飛び込み台のような出っ張りは何を表現しているのでしょう。

WAVE 西麻布 北川原温

あまりにも身近なためにちゃんと観察したことがなかったのですが、最上階にちょこんと乗っかったような小部屋を発見しました。これはなんでしょうか。

飛び込み台に気を取られていて、今まで気づきませんでした。▼

WAVE 西麻布 北川原温

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 カニングハム・メモリアルハウス アントニン・レーモンド

設計:アントニン・レーモンド 竣工:1954年

東京都港区西麻布2丁目21−2 MAP

社団法人青少年音楽協会創立者のエロイーズ・カニングハム女史が101歳で亡くなるまで暮らしていた元自邸。現在は、E.カニングハム記念一般社団法人青少年音楽協会の事務局です。

コロナ前はここで時々コンサートが開かれたりしていましたが、いまだに中に入ったことはありません。

レーモンド夫人のノエミ・レーモンドとカニングハム女史が懇意だったために実現した自邸です。以前は赤茶色でしたが、現在はグリーン系に塗り替えられています。

軽井沢の別邸は吉村順三設計で軽井沢ハーモニーハウスとして運営されていて、併設のエロイーズカフェは夏になると長蛇の列になる人気店です。

カニングハム・メモリアルハウス アントニン・レーモンド

ぐるーぷ・ぱあめ ANNEX 保科孝之

設計:保科孝之 竣工:1989年

東京都港区西麻布2丁目22−2 MAP

ぐるーぷ・ぱあめ ANNEXは旧名で現在は、別の会社が入っています。

バブルの香りはしますが、隣の駐車場側から見る建築はなかなか魅力的です。▼

ぐるーぷ・ぱあめ ANNEX 保科孝之

こちらが駐車場なのでよく見えます。今後もこの場所に視界を遮る建物が建たないことを祈ります。▼

ぐるーぷ・ぱあめ ANNEX 保科孝之

三角窓は開閉はしない明りとりです。中がどんな様子か入ってみたい建築です。▼

ぐるーぷ・ぱあめ ANNEX 保科孝之

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karimoku commons tokyo 芦沢啓治

設計:芦沢啓治 2021年2月オープン

東京都港区西麻布2丁目22−5 MAP

元々は出版社のオフィスと1階には出版社が運営する雑貨店とレンタルギャラリーが入っていたビルでした。出版社が経営破綻してしばらくは差押の張り紙が貼られていたりして不穏な空気が漂っていましたが、2021年フルリノベーションしてカリモクの東京のショールーム・ギャラリー・オフィスとなりました。

1階ではさまざまな展覧会を開催しています。

karimoku commons tokyo 芦沢啓治

すっきりしたファサード。真四角の窓は元々のビルからありました。▼

karimoku commons tokyo 芦沢啓治

通路も素敵です。▼

karimoku commons tokyo 芦沢啓治

2階のショールーム▼

karimoku commons tokyo 芦沢啓治

階段もシンプルでいいです。▼

karimoku commons tokyo 芦沢啓治

モルタルの壁面とカリモクの温かみのある家具の組み合わせがいい。▼

karimoku commons tokyo 芦沢啓治

屋上からはヒルズもミッドタウンも眺められます。とっても気持ちいい空間▼

karimoku commons tokyo 芦沢啓治

上階のショールームは、予約制で見学可能です。

屋上は通常見られるかどうかちょっとわかりません。▼

karimoku commons tokyo 芦沢啓治

karimoku Commons Tokyoで開催された、これまでの展覧会についてはこちらから▼

Yoshiya Taguchi 無数のガラスの浮玉のインスタレーション「DETOXIFICATION」Karimoku Commons Tokyo

ZAHA HADID DESIGN/ザハ・ハディド デザイン Karimoku Commons Tokyo

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おまけ

設計:? 竣工:1993年

港区西麻布

西麻布にある誰が設計したかわからない建築です。中に入ってる飲食店の内装は、スーパーポテトの杉本貴志のようですが、建築も杉本さんなのかどうかがいまだにわからず。

通勤路にあるので、かなりの頻度で通りますが、毎回モヤモヤします。

飲食以外は賃貸のオフィスなどです。

前と後ろでかなり表情の違うビルです。▼

西麻布のどこにも載っていない新旧さまざまな建築を3回に分けて紹介しました。

最寄駅もないし、大型の商業施設もない西麻布ですが、実は隠れた名建築がたくさんあります。六本木や表参道もいいけれど、その中間地点の西麻布の建築探訪をしてみませんか。

西麻布建築巡りその1、その2はこちらから▼

東京都内建築巡り<西麻布その1> 安藤忠雄から梵寿綱まで 近隣住民目線のディープな西麻布建築情報

東京都内建築巡り<西麻布その2>近隣住民目線で見る安藤忠雄、永山祐子、鈴木了二など

西麻布 建築マップ


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