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東京都内建築巡り<東麻布、麻布台、芝公園>シーザー・ペリ、アントニン・レーモンド、吉田五十八など20の建築紹介

記事の評価

都内建築巡りの麻布十番、広尾の次は東麻布、麻布台、芝公園エリアの建築の紹介です。住所表記だと東麻布、麻布台、芝公園ですが、最寄駅でいうと赤羽橋、神谷町、芝公園になります。元東麻布の住人として、新旧20の建築の紹介をしたいと思います。

この辺りは住宅街とオフィス街が混在し、多くの大使館や東京のアイコン東京タワーや増上寺があります。建築家としてはシーザー・ペリ、アントニン・レーモンド、内藤多仲、吉田五十八、隈研吾などなど巨匠の建築が目白押しです。加えて虎ノ門・麻布台プロジェクトの今後の動向にも目が離せません。

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竣工:2020年  開業:2021年

東京都港区東麻布2丁目26−9 MAP

竣工は2020年ですが、ホテルとして開業したのは2021年です。東麻布では新参者のリーズナブルな小規模ホテルです。インバウンド需要を見込んで計画したのでしょうけれど、まさかのコロナで大打撃でしょう。

調べても、設計デザイン監修を谷尻誠・吉田愛のサポーズデザインオフィスが手がけたという情報の裏が取れませんでした。おそらくこのホテルのクリエイティブデレクションを担当したと思われる会社のwebに一言だけ掲載がある以外は全く情報がないので、何かあったのかと勘繰りたくなります。

とにかく、サポーズデザインオフィスの公式HPにはこの物件について一切掲載がないので、このブログでも設計デザイン監修として表示するのはやめておきます。おそらく本意ではないと思いますので。

数年前までこのすぐ近くに住んでいましたが、このホテルの前に何があったか全く思い出せません。

ごく普通の静かな住宅街に突如現れる重なったコンクリートのボックス。あの会社ぽいと言われればぽいのですが。

ここからだと多分、すぐ近くの東京タワーもどうせ全然見えないし、期待できるような景色は見えないから、開口一切なしにしてしまったのは潔い。ただし、要塞感がすごい。天井にはトップライトがあるようですが。

晴天の日バージョン写真を追加。青空だとニョッキリ飛び出たアンテナが目立つ。▼

宿泊予約は一休からどうぞ▼


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ヘリテージ麻布十番

設計:不明 竣工:2022年

1階がクリーニング屋さんで上が共同住宅だった古い建物が解体され、こんなビルが建っていました。2022年5月に見かけた時はまだ引き渡し前で簡易トイレの撤去さえまだの状況だったので、さすがに投稿しなかった物件。▼

6月に通りかかったら竣工していました。

前のビルは上が住宅だったけど、このビルは住宅ではないみたい。テナント絶賛募集中のようで、あのクリーニング屋さんはもう戻って来ないのね。▼

Village on the Building

設計:ナフ・アーキテクトアンドデザイン 竣工:2016年

東京都港区東麻布2-21-7  MAP

オフィスビルですが、一棟貸でパナマ大使館が入っていました。切妻屋根の開口部の横に立っているポールは国旗を掲揚するためのもの。しかし、2022年3月末にパナマ大使館は六本木に移転しました。

現在、韓国の大手芸能プロダクションでBIG BANGやWINNER、iKON、BLACKPINK、TREASUREなどが所属するYG ENTERTAINMENTの日本法人YG ENTERTAINMENT JAPANが入っています。

パナマの次は韓国かぁ。

横から見るとこんな感じです。▼この階段は登ってみたくなる階段ですね。

韓国からアーティストが来日したらここの会議室でミーティングしたりするのかなぁ。

まだ、パナマ大使館が移転してきたばかりの頃、一度中に入ることができました。(通常は中には入れません)

下記写真は、数年前に中に入れた時に撮影したものです。

中のアートは、パナマ大使館で飾ったもの。▼

これらアートごと六本木に移転してしまいました。▼

駐日アフガニスタン大使館

設計:不明 改修:2008年

東京都港区麻布台2丁目2−1 MAP

この場所に元々あった中央官庁合同会議所の建物をエキゾチックな現在の大使館に改修しています。

通常はこの門の中に入ることはできません。

5年ほど前に中に入ることができた時の写真です。▼

内装も改修されていて豪華です。▼

大使館の中に入る機会は滅多にないので、緊張しますが、嬉しい体験でもあります。

政権がイスラム原理主義集団に変わってしまったので今もこの内装が残っているか分かりません。

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和朗フラット

設計:上田文三郎 竣工:1936年

東京都港区麻布台3丁目3−23 MAP

建主である上田文三郎自ら設計した骨組みは日本古来の柱と梁の組合せ 、外見は洋館スタイルの8世帯の集合住宅です。

建設当時は家具付きで貸し出され、トランクひとつで入居できる事が売りだったようです。

 

和朗フラット4号館にあるカフェひなぎくきつねは、月に3日ほどオープンするベジタリアンカフェです。

この内部の写真は、以前にひなぎくぎつねで食事をした時のものです。
コロナ禍の現在休業中です。再開が待たれます。

東京アメリカンクラブ

設計:シーザーペリ、竹中工務店、三菱地所 竣工:2010年

東京都港区麻布台2丁目1−2 MAP

東京アメリカンクラブは、1928年に設立された伝統ある会員制社交クラブです。会員になるためには現会員3名の推薦を受けた上、審議会で英語による面接を受け審査に通過する必要があります。色々ハードルの高い場所なので、会員以外はなかなか中に入ることはできません。

設計は2019年に亡くなったシーザー・ペリです。シーザー・ペリは、すぐ近くの森ビルによる麻布台プロジェクトの超高層ビルも担当しています。

望遠レンズで撮った東京アメリカンクラブの全貌です。最上階はプールです。ちなみに背後にある階段状のマンション麻布台パークハウスもシーザー・ペリと三菱地所設計です。▼

車よせにある噴水です。この場所もセキュリティゲートの中なのでフラッと入れる場所ではありません。▼

コロナ前に中に入る機会があった時に撮った写真です。▼

天井の造作が凝っています。いろんな場所を探検したかったけれど、できませんでした。


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虎ノ門・麻布台プロジェクト

超高層設計:シーザー・ペリ(PCPA)
東京都港区麻布台1丁目

森ビルの虎ノ門・麻布台プロジェクトの中心的ビル、高層部にアマンレジデンスが入る予定の64階建超高層ビルは、高さ330mであべのハルカスを抜いて日本一高いビルです。

しかし、2027年には三菱地所による390mの超高層ビルが東京駅日本橋口に完成予定なので、日本一は僅かな時間です。
当初は2023年3月開業予定でスタートしましたが、2022年5月まだ最上階にはクレーンがある状態です。外壁も取り付けが完了していません。

いつ頃開業するのでしょうか。
東京タワーが華奢に見えるくらいの圧迫感。東京の風景が一変しました。

 

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旧ブリヂストン美術館永坂分室(閉館)

設計:朝吹四郎 竣工:1974年

新築時は石橋家が暮らしていたようですが、その後ブリヂストン美術館の展示あるいは研究活動を補完するための施設として、またブリヂストン美術館を運営する石橋財団の事務局としてブリヂストン美術館永坂分室として機能していました。

しかし、アーティゾン美術館開館を前に2019年に閉館しました。詳細は姉妹サイトの記事「ブリヂストン美術館永坂分室」を参照ください。建物は現存しています。

元々は石橋家が暮らすために建てられたので、それはそれは立派な邸宅です。▼

永坂分室の一般公開は予約制で1日10組まで、しかも平日の午後数時間だけというなかなかハードルの高い場所でしたが、訪問する機会がありました。

中は撮影禁止のため写真はありませんが、館内も美術館というよりは、外観同様に瀟洒な邸宅というしつらえでした。

最近撮った俯瞰の写真です。建物はちゃんと現存しています。緑に囲まれた大邸宅なのがよく分かります。

実は、逃亡する前にカルロス・ゴーンがいたのもこのすぐ近くです。▼

外務省外交史料館・別館

設計:吉田五十八 竣工:1972年

東京都港区麻布台1丁目5−3 MAP

麻布台にある外交史料館は、外務省飯倉公館の一角にある本館と隣の別棟の別館があります。全て吉田五十八の設計です。外交資料館は本館も別館も一般の入場が可能です。しかし、外務省飯倉公館の方はカメラを向けると警備員がすっ飛んでくるので注意しましょう。

こちらが飯倉公館の一部にある外交史料館の本館です。写真の左側に飯倉公館があります。▼

これは別館。本館と別館の間に飯倉公館があります。▼

外交史料館別館は展覧会によっては内部の撮影が可能です。

大磯にある吉田茂邸に似た照明が出迎えてくれます。大磯の吉田茂邸も吉田五十八設計です。火事で燃えてしまいましたが再生して一般公開しています。▼

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NOAビル

設計:白井晟一 竣工:1974年

東京都港区麻布台2丁目3−5 MAP

飯倉交差点で異彩を放つオフィスビルNOAビルを忘れてはいけません。詳細は▼

設計 白井晟一 飯倉交差点のランドマーク「NOAビル(ノアビル)」

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東京タワー

設計:内藤多仲、日建設計 竣工:1958年

東京都港区芝公園4丁目2−8 MAP

このエリアで最も有名な建築は東京タワーでしょう。あらゆる場所からその優美な姿を見ることができます。

ライトアップも通常のライトアップだけでなく特別ライトアップがあり、いつでも目が離せません。

右下に増上寺が見えます。▼

展望台のメインデッキです。展望台からの眺めは最高なのですが、実は東京だなぁと感じるのは東京のアイコン、東京タワーがその風景にあるからです。

ですから、東京タワーの展望台からは、当たり前ですが、その姿が見えないというのがジレンマです。▼

更に上にある展望台トップデッキ▼

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聖オルバン教会

設計:アントニン・レーモンド 竣工:1956年

東京都港区芝公園3丁目6−25 MAP

東京タワーの足元に並ぶ2つの教会のうち建物が古い方の教会が聖オルバン教会です。▼

通常の礼拝だけでなく結婚式などが行われます。ここで一般の方の結婚式を行うことは可能ですが、結婚講座を受講する必要があります。また聖オルバン教会の牧師さんは日本語が話せません。

コロナ禍の現在は、中に入れるのかどうかもちょっとわかりません。

聖アンデレ教会

設計:香山壽夫 竣工:1996年

東京都港区芝公園3丁目6−18 MAP

聖オルバン教会と並んで立っている聖アンデレ教会です。なぜ二つの教会が並んで立っているのかなど、詳細は姉妹サイト歩いて知った麻布ガイドの「高台に並び建つ聖オルバン教会と聖アンデレ教会」を参照ください。

聖アンデレ教会の内部は真っ白な空間にキリスト像が宙に浮いている非常にモダンなデザインの礼拝堂です。ここでも一般の方の結婚式は可能ですが、結婚講座を受講する必要があります。

またコロナ禍の現在、内部の見学が行われているかどうか不明です。

アンデレホール

設計:長嶋孝一 竣工:1983年

 東京都港区芝公園3丁目6−18 日本聖公会東京教区 MAP

長嶋孝一は、竹中工務店時代から槇文彦とともに働き、事務所の元所員でもあります。コンクリートと木のモダンなホールです。▼

コロナ禍の現在、内部見学はできないと思います。

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増上寺大本堂

設計:大岡實 竣工:1974年

東京都港区芝公園4丁目7−35 MAP

1393年創建の浄土宗の仏教寺院です。この辺りでは最も古い建築ですが、そのほとんどを戦争で消失しています。 戦火を逃れた一部の建築、台徳院霊廟や有章院霊廟は、重要文化財に指定されています。

東京タワーを背後に優雅な姿を見せる大本殿。その背後には森ビルによる虎ノ門・麻布台プロジェクトの超高層ビルが迫ってきています。▼

増上寺塔頭宝珠院

設計:小川真樹 竣工:2019年

東京都港区芝公園4丁目8−55 MAP

1985年創建の寺院。都立芝公園に隣接する寺院で、本堂、弁天堂、閻魔堂の3つの御堂に庫裏を併せた複合建築になっています。

ザ・プリンス・パークタワー東京

設計:丹下都市設計事務所 竣工:2005年

東京都港区芝公園4丁目8−1 MAP

丹下健三が亡くなった年に竣工したプリンスホテルです。

増上寺や芝公園と隣接する緑豊かなホテルです。▼

宿泊予約はこちらかどうぞ。▼

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旧Mesh/Earth

設計:隈研吾 竣工:2011年

港区芝公園

芝公園の敷地内と言っても過言ではない、限りなく芝公園に近いお隣に建つ超高級ヴィラとして竣工しました。猫来坊と表札が出ていて、上に猫のマークもありました。現在は売却されオーナーが変わってしまったようです。

 

 

霊友会

設計:竹中工務店 竣工:1975年

東京都港区麻布台1丁目7−8 MAP

麻布台にある異質な建築と言えば宗教施設である霊友会でしょう。

さすがの森ビルでも地上げできなかったのか、そもそもノータッチなのか知る由もありませんが、いずれにしても着々と進む虎ノ門・麻布台プロジェクトは、この先すぐ真横に鎮座するこの異様な建物、釈迦堂と共存することになります。

日本メイソン財団

設計:不明 竣工:不明

東京都港区芝公園4丁目1−3 MAP

東京タワー近くの新興宗教施設に続いて、東京タワーの隣に建つ謎多き秘密結社フリーメイソンの建物です。ここにはフリーメイソンの東京ロッジが入っているはずです。

ここは残念ながら後にも先にも中に入れることはなさそうですが、前を通るとついついガン見してしまいます。

建物の全景です。木立に囲まれてその姿はよく見えません。

秘密結社の本部らしく目立たないようにしていて、気をつけないと何か建物があるな〜くらいで通り過ぎてしまいます。

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日本経緯度原点

東京都港区麻布台2丁目18−1 MAP

建築ではないのですが、麻布台には日本の経緯度原点があります。ここは誰でも見学することが可能です。

見学と言ってもこのようなものがあるだけですが、なんだか日本の中心にいるような気になるから不思議です。

周囲は芝生に囲まれていて、ちょっとしたピクニックも出来たりします。

いかがでしたでしょうか。東麻布・麻布台・芝公園エリアの新旧の建築は、最新の小型ホテルから大型再開発プロジェクト、大使館、東京タワーに寺院、新興宗教、秘密結社まで、バラエティに富んだ建物を紹介しました。

虎ノ門・麻布台プロジェクトが完成するとこの辺りの人の流れもだいぶ変わると思います。まだまだ下町感覚のある東麻布はいつまでも変わらないでほしいなと勝手に思いますが、どうでしょう。今後も見守りたいと思います。

麻布 建築マップ

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