建築とアートをめぐる神楽坂散歩 現代美術のギャラリーと人気のカフェやベーカリー

記事の評価

神楽坂と言えば、大正時代は花街として栄え、駅のすぐ近くには赤城神社があり、出版社やそれに付随する印刷関係の会社など、文化と伝統の香りする路地裏散歩が楽しい街です。

近年は移り変わりも激しく、かつては新潮社の倉庫だった場所がLakaguとしてオープン後、2019年にAKOMEYA TOKYOに業態変更されました。

隈研吾設計のLa kagu▲

赤城神社も隈研吾設計▲

また、飲食店も次々出店し、残るお店とそうでないお店があります。そんなことから神楽坂はグルメの街としても知られており、スタイリッシュなカフェや老舗の喫茶店、ランチの美味しいお店などが軒を連ねます。

今回は、そんな神楽坂とその周辺の現代美術のギャラリーを巡りながら、近くのカフェや建築など神楽坂でアートと建築を巡る散歩情報をまとめて紹介します。

若干建築よりも食い気が勝ってしまっているかもしれません。

Maki Fine ArtsとSprout Curationが入る元印刷工場だったエーワビル▲

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Maki Fine Arts/マキファインアーツ

新宿区西五軒町5-1 エーワビル1F  MAP

2010年にオープンした現代美術のギャラリーで、2015年から神楽坂の元印刷工場だったビルの1階を拠点にしています。

元印刷工場だったこともあり開口が広く、天井も高い。展示室の片隅には業務用のエレベーターもあります。その佇まいはなんとも味があって良い空間です。▲

現在開催しているのは5人の作家によるグループショウです。▲

写真右から城田圭介、ショーン・ミクカ、末永史尚の作品

城田圭介作品は、自身で撮影した写真を画面に配し、その写真に写っていない世界を描いています。▲

写真だとこの作品の良さが伝わりにくいので、是非ギャラリーに足を運んで本物をみてほしい作品です。

Group Show – 白川昌生 | 末永史尚 | 城田圭介 | 加納俊輔 | ショーン・ミクカ

2022年6月25日 – 7月24日 水- 土 12:00-19:00 、日 12:00 – 17:00 月火休

Sprout Curation/スプラウト・キュレーション

新宿区西五軒町5−1エーワビル3階 MAP

Maki Fine Artsと同じビルの3階にあるギャラリーです。急だけど趣のある階段を登っていくと重い鉄の扉があります。ちょっとドキドキするけれど扉を開けて入るとそこがギャラリーです。

現在開催しているのは、鈴木健二の個展です。▲

これもまた写真では分かりにくいのですが、意図的にキャンバスの裏側をパネルに貼って、そこに油絵の具の油を抜いた白い絵の具を塗り、その上から引っ掻いたり、線を描いたりした作品です。

不思議な立体感が生まれている作品です。

鈴木健二「PICTORIAL OBJECTS」

2022年7月2日(土)–31日(日)

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Pain des Philosophes/パン デ フィロゾフ

新宿区東五軒町1−8 MAP  10:00-19:00(なくなり次第閉店) 休業日は公式情報で確認

Maki Fine ArtsとSprout Curationから徒歩2分ほどの坂の途中にある大人気のベーカリーです。2015年に日本から撤退した「ドミニク・サブロン」で全店統括シェフをしていた方が、2017年9月にオープンした神楽坂では比較的新しいお店です。週末は行列の絶えないハード系パンの美味しいお店です。

Pain des Philosophes/パン デ フィロゾフ

店内は一組限定なので、たいてい外に長い行列ができています。▲商品が売り切れ次第閉店なので、お目当てをゲットしたいなら早めに訪問がおすすめです。

Pain des Philosophes/パン デ フィロゾフ

私のイチオシはαバゲット。外がカリカリ、中はもちもちでそのまま食べて本当に美味しい。最近流行のやたらといろんなものが山盛りの菓子パン系とかは全くなくて、パンそのものが美味しいものばかり。ラインナップもシンプルだし、パンの味で勝負している感じが伝わるベーカリーです。

AKHA AMA COFFEE/アカマコーヒー

新宿区赤城元町1−25 MAP  8:00-19:00

Pain des Philosophes/パン デ フィロゾフから徒歩1分の場所にあるアカマコーヒーは、タイ北部、ミャンマーの国境に近い山岳地帯の少数民族・アカ族の人たちが作るコーヒーです。

AKHA AMA COFFEE/アカマコーヒー

店頭も店内もとってもおしゃれ。▲

AKHA AMA COFFEE/アカマコーヒー

朝8時から営業しているのも嬉しい。コーヒーによくあう焼き菓子もとっても美味しい。タイのコーヒーって珍しいですよね。▲

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熊木ホットケーキ店

新宿区中里町26 MAP

神楽坂の駅周辺には、小さな小さなドーナツ屋さん「ドーナツもり」や、チャーハンが絶品の「龍朋/りゅうほう」、雰囲気のある喫茶店「トンボロ」、昭和な空間が最高の「フォンテーヌ」など紹介したいお店はいっぱいあるのですが、今回はホットケーキのお店、熊木ホットケーキ店です。

熊木ホットケーキ店

週末は予約制のお店です。▲平日はホットケーキではない平日限定ランチメニューもあります。

熊木ホットケーキ店

こちらがフランス式ホットケーキです。▲一口目は何もつけずにそのまま食べるよう勧められたので、バターもメイプルシロップもつけずに熱々をいただきました。焼き立ては何もつけなくても美味しいですね。

√K Contemporary/ルートケーコンテンポラリー

新宿区南町6 MAP

√K Contemporary/ルートKコンテンポラリーは、京橋の加島美術が展開する現代美術のギャラリーです。

√K Contemporary

新築のビル全部が√K Contemporaryです。日本のギャラリーとは思えない広さです。

√K Contemporary

現在開催している「よもぎとコンプ」は、地下と1階での展示です。展覧会によっては他のフロアを使用する展覧会もあります。▲

√K Contemporary

長谷川 彰宏 個展「よもぎとコンプ」

6月25日(土)〜 8月6日(土)日月休 11:00-19:00

過去の展覧会の様子はこちら▼

目が離せない作品ばかり!Gil Kuno/ギル久野 個展「ON::OFF::ON」√K Contemporary 追加展示あり!

√K Contemporaryからアンスティチュ・フランセ東京へ向かう途中にあるレジェンドヒルズというマンションは、あのアントニン・レーモンドが設立したレーモンド事務所の設計です。

ちょっと注意して歩いてみてください。▲

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Institut français du Japon – Tokyo/アンスティチュ・フランセ東京

新宿区市谷船河原町15 MAP

√K ContemporaryからMIZUMAART GALLERYに向かう途中にあるのがアンスティチュ・フランセ東京です。現在、坂倉準三設計の旧校舎が工事中でこんな状態でした。2022年末まで旧校舎の窓枠などの交換と屋上の防水工事が行われています。

工事が全て終わって全面的に開校する日が待ち遠しいですね。▼

アンスティチュ・フランセ東京

詳細はこちらのブログ記事を参照ください▼

二人の建築家 坂倉準三と藤本壮介による「Village as Institute」アンスティチュ・フランセ東京

MIZUMA ART GALLERY/ミズマアートギャラリー

新宿区市谷田町3丁目13 神楽ビル 2F MAP

MIZUMA ART GALLERYは1994年に設立された現代美術のギャラリーです。

現在開催されているのは、宮永愛子の個展です。▲

宮永愛子はナフタリンを使った作品を制作しているアーティストです。▲

宮永愛子の曾祖父である初代宮永東山(1868-1941)が開いた宮永東山窯は、110年ほど前に築窯されました。今回の展覧会は、そんな宮永の実家にたくさんあった石膏型と、型を利用して制作されたガラスの作品が、ナフタリンの作品と共に展示されています。

宮永愛子展「くぼみに眠る海」

2022年07月06日(水) – 08月06日(土) 日月祝休 12:00 – 18:00

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PASSAGE COFFEE ICHIGAYA

新宿区市谷田町2丁目7−15 市ヶ谷クロスプレイス 1階 MAP

2022年5月にオープンしたばかりの三田にあるPASSAGE COFFEEの市ヶ谷支店です。MIZUMA ART GALLERYから市ヶ谷方面に3分ほど歩いたところにあります。

こじんまりとしたカフェは神楽坂ギャラリー巡りの最後に立ち寄るにふさわしい空間です。▲

神楽坂から、牛込神楽坂を抜けて市ヶ谷駅方面に抜ける散歩道を紹介しましたが、逆回りでもいいと思います。

ただ、MAKI FINE ARTS とSprout Curationは日曜も開廊していますが、√K ContemporaryとMIZUMA ART GALLERYは日曜祝日はお休みなので注意してください。

神楽坂のアートと建築を巡る散歩の参考になったら嬉しいです。

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