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京都 7年ぶりの一般公開 禅宗寺院 大徳寺「孤篷庵」と特別公開「興臨院」と今宮神社のあぶり餅


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京都紫野大徳寺町にある大徳寺の孤篷庵/こほうあんと興臨院/こうりんいんへ行ってきました。

孤篷庵はなんと7年ぶりの一般公開ということで、平日にもかかわらず結構人が来ていました。

同じ大徳寺の興臨院は春の特別公開中だったので立ち寄。どちらも常時公開しているわけではない場所なので、じっくり堪能してきました。

そして、ここまで来たら必ず立ち寄りたいのが今宮神社参道のあぶり餅のかざりやと一和です。

大徳寺2ヶ所の特別公開と創業1000年越えの和スイーツを紹介します。

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孤篷庵/こほうあん

安土桃山時代から江戸時代前期にかけ、大名として、また茶人、建築家、作庭家、書家として多くの功績を残した総合芸術家の小堀遠州/こぼりえんしゅう。
 
遠州が自身の菩提寺として建立し、のちに遠州を崇敬する松江大名・松平不昧(まつだいらふまい)により復元された大徳寺塔頭孤篷庵が7年ぶりに一般公開されたので行ってきました。

大徳寺 孤篷庵

遠州が設計し、「綺麗さび」といわれる遠州の茶の湯を表す茶室「忘筌席/ぼうせんせき」や、故郷近江の風景になぞらえた「近江八景の庭」、書院「直入軒/じきにゅうけん」、また狩野探幽筆障壁画や、松平不昧筆書など、遠州の美意識が満載の貴重な空間を見ることができました。

中でもとりわけ印象的だったのは、茶室「忘筌席」です。縁側に舟入板の間を取り、障子を半分降ろし、下吹き抜けになった佇まいは素晴らしく、千利休の草庵風の侘茶に対して、忘筌席は書院式の茶室の完成形です。

大徳寺 孤篷庵

ただし、残念なことに敷地内は全て撮影禁止。ですから、外からの写真しかありません。

手荷物は全て受付に預けます。持参しての見学はできません。

中の見学は、時間と人数を区切ってのグループ拝観です。1グループに1名のガイドがついて解説しながら案内してくれます。時間にして約40分ほどでした。私たちは1グループ6人ほどでまわりましたが、週末などは1グループ最大20名までのようです。

拝観料は1人1000円です。

出入り口のところで近所のおばちゃんが「あらー!開いてるの?ここ。私近所なのに入ったことないわ。え!有料なの。じゃいいわ」と言いながら通り過ぎて行きました。

7年ぶりだった2022年の特別公開は6/12で終了しました。

さて、次回の一般公開はいつになるのでしょうか。

大徳寺 孤篷庵

基本情報

大徳寺 孤篷庵

京都市北区紫野大徳寺町  MAP 

アクセス:京都市バス市206「船岡山」下車徒歩4分

大徳寺 孤篷庵

孤篷庵の前の道も趣あって印象的でした。▲

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興臨院

興臨院は、臨済宗大徳寺派大本山、大徳寺の塔頭寺院。1521-1528年(大永年間)に能登の守護、畠山義総が創建し、その法名を取って興臨院となりました。

大徳寺興臨院

畠山家の衰退と共に荒廃しますが、1581年(天正9年)に前田利家によって屋根の葺き替えが行われ、以後、畠山家に加え前田家の菩提寺ともなりました。

大徳寺興臨院

創建当時の姿が残る表門と本堂(唐門を含む)が共に重要文化財指定されています。▲

大徳寺興臨院

波型の連子窓、客待の花頭窓などは禅宗の建築様式のひとつ。▲

大徳寺興臨院

庭園を眺めながらしばし休憩▲

大徳寺興臨院

本堂▲と方丈庭園

大徳寺興臨院

方丈庭園は、白砂に石組みを配して理想の蓬莱世界を表しています。春は躑躅がきれいでした。秋は紅葉が美しいでしょうね。▲

大徳寺 興臨院

苔の絨毯が美しい。▲

大徳寺興臨院

桃山時代以降、近世の本堂建築より屋根が低いのが特徴です。▲

2022年春の特別公開は6月19日で終了しましたが、次回は秋の特別公開です。

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2022年秋の特別公開予定

2022年9月3日(土)~25日(日)、10月1日(土)~12月15日(木)  (9/23、10/5~7休)

10:00~16:30受付終了 12/1以降は16:00受付終了

大人600円 中高生400円 小学生300円(保護者同伴)

新型コロナウィルスの状況により変更または中止の可能性あり

基本情報

興臨院

京都市北区紫野大徳寺町80 MAP

アクセス:市バス1・M1・北8・101・102・204・205・206系統大徳寺前下車徒歩約5分

今回訪問した大徳寺2つの特別公開は、株式会社京都春秋による企画でした。今後も京都春秋の特別公開の企画には期待したいです。

あぶり餅

大徳寺まで来たらすぐ近くの今宮神社の参道にお店を構えるあぶり餅を食べましょう。私はどちらかというといつも、あぶり餅を食べるついでに大徳寺に寄っています。

今宮神社 あぶり餅

あぶり餅を出すお店は、参道の脇に向かい合って建つかざりやさんと一和の2軒です。ここでしか食べられない味なので、行ったら2軒とも立ち寄ってあぶり餅を2回食べます。それが私のルーティンです。

今宮神社 あぶり餅

丸いお皿が創業400年のかざりやさん▲ 2人で行って3皿オーダーします。人数より多く注文するとおまけがつきます。(中央のお皿の2本)

今宮神社 あぶり餅

四角いお皿が創業1000年越えと言われている一和▲

どっちの方が美味しいとか、いろいろ意見はありますが、私はどちらも甲乙つけ難く大好きです。だから両方のお店をハシゴします。そのくらい好きです。

基本情報

あぶり餅 かざりや

10:00-17:00  水休

京都市北区紫野今宮町96 MAP

あぶり餅 一和

10:00-17:00  水休

京都市北区紫野今宮町69 MAP

大徳寺はちょっと遠いのですが、私はあぶり餅目的で京都に行くとだいたい毎回訪問しています。

他では食べられないあぶり餅の味が大好きです。

あ、もちろん孤篷庵も興臨院もとてもよかったです。おすすめです。

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