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白金台の松岡美術館はモネやピカソだけじゃない。コレクションの幅広さはまるでメトロポリタン美術館!


記事の評価

松岡美術館は、白金台にある私立の美術館です。そのコレクションはクロード・モネなどの西洋絵画だけにとどまらず、メトロポリタン美術館級に幅広くて驚きます。

白金台の静かな場所にある落ち着いた美術館とあわせて行きたい近隣のカフェや美術館、建築の紹介も!

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松岡清次郎

松岡美術館は、実業家松岡清次郎が蒐集した個人コレクションを保存・展示する私立美術館です。

松岡清次郎は、貿易業をはじめ倉庫業、不動産業、観光業、教育事業など数々の事業を手掛け成果を上げました。

現在その事業は、冷凍倉庫業の松岡冷蔵と不動産賃貸業の松岡地所に集約されています。

松岡清次郎は、生涯をかけて1800点に及ぶ美術品を集めました。若い頃から骨董を集める趣味はありましたが、コレクションの多くは晩年になってから、ロンドンやニューヨークなどの海外のオークションに参加して手に入れたものです。

松岡美術館

入口にある松岡清次郎の銅像。ガラス扉のサンドブラストも美しい。

エントランスにはミュージアムショップが併設されており、ミュージアムグッズやポストカードなどを購入することができます。▲

松岡美術館

松岡美術館は、1975年新橋にて開館します。初代館長には松岡清次郎が就任しました。その後95歳で松岡清次郎が逝去し、松岡清次郎が生前暮らしていた邸宅跡地白金台に松岡美術館が移転・開館したのが2000年です。

美術館の設計は、入江三宅設計事務所。邸宅時代の庭園を活かした配置で美術館は設計されました。また、庭園だけでなく、床の間、ステンドグラス、マントルピース等を建築に再利用することで旧松岡邸のレガシーを継承する美術館となっています。

2019年に長期休館し、2022年1月にリニューアルオープンしました。長期休館中は、館の設備の点検改修と共に、所蔵品の詳細な調査を行い修復するべきものは修復をしたそうです。

松岡美術館は開館以来、「所蔵品のみで展示を行う」「館内の写真撮影、スケッチOK」という方針で運営されています。

写真撮影OKの美術館は近年急速に増えていますが、デジカメ普及の前からOKだったのは日本では珍しい美術館だったのではないでしょうか。

松岡美術館

庭園の緑が美しい美術館

まるでメトロポリタン美術館

前述しましたが「所蔵品のみで展示を行う」松岡美術館ですが、1800点も所蔵作品があれば全く問題ありません。

その所蔵作品は、古代オリエント美術から古代アジア彫刻、総コレクションの1/3以上を占める陶磁器、近代美術に至るまで、平面、立体を問わず古今東西を網羅しています。

古今東西あらゆる時代、地域、文明、技法による幅広いコレクションを持ち、公立ではなく純然とした私立の美術館であることから、規模は違えどまるでメトロポリタン美術館のようだと感じました。

また、開館時より撮影、スケッチOKなのもメトロポリタン美術館と同じです。松岡美術館は白金台にある、小さなメトロポリタン美術館だったんです。

松岡美術館

2.4mの巨大な彫刻エミール=アントワーヌ・ブールデル「ペネロープ」が入館者をお迎えしてくれます。

1Fエントランス

美しい大理石トラバーチンで構成されたエントランスは質の高いコレクションと庭園の緑が美しい空間です。

松岡美術館

オーバルの折り上げ天井のリフレクションが美しい

3つの展示室のある1階のエントランスロビー▲

松岡美術館

庭園に出ることはできません。

かつての松岡邸の日本庭園を眺められるベンチ▲

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1階展示室

1階にある3つの展示室は常設作品が鑑賞できます。ゆったり鑑賞してもらうことを目的としているので、監視員はいません。

古代オリエント美術の展示室です。

松岡美術館

彩色木棺 紀元前4世紀頃

展示室1にはなんと!古代エジプトの木棺が。国立博物館レベルの所蔵品です。

展示ケースは、現在中国の青銅器が展示されています。この展示ケース内は定期的に内容が変わります。

展示室2は現代彫刻です。ヘンリー・ムーアやエミリオグレコなどのブロンズが展示されています。撮影禁止のため写真はありません。

松岡美術館

日本の仏像には興味を示さなかった松岡清次郎が集めた古代アジアの彫像の数々

展示室3は、古代東洋彫刻の展示室。ガンダーラ地方の菩薩像、如来像、ヒンドゥー教神像など中国、クメールの彫像など幅広いコレクションを堪能できる展示室です。▲

2階企画展示室

2階の3つの展示室はいずれも企画展示室です。定期的にコレクションの展示替えがあります。

2階展示室4の翡翠白菜形花瓶 清 18−19世紀 ▲ どっからどう見ても白菜でした。

松岡美術館

松岡邸から移築したと思われる床の間

展示室5には正面に床の間が。▲

松岡美術館

西洋絵画の展示室には、松岡清次郎に関する資料展示も(撮影禁止)

展示室6は西洋絵画です。クロード・モネやキスリング、モデリアニなど教科書級の作品の数々。▲

松岡美術館

クロード・モネ27歳の作品「サン=タドレスの断崖」1867年

藤田嗣治、ピカソ、シャガールは撮影禁止でしたがクロード・モネは撮影できました。▲

2階の展示室は定期的に内容が変わるので、季節ごとに通いたくなる美術館です。何年通えば松岡コレクションの全貌を鑑賞することができるでしょうか。

そんな楽しみ方もありますね。

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日本庭園

お隣には、広大な敷地を持つ国立科学博物館附属自然教育園があるので、その豊かな森から度々鳥たちが遊びに来るそうです。

こんなに近くにまるでメトロポリタン美術館のような幅広いコレクションを所蔵する美術館があるのは、嬉しい限りです。

庭園が美しく、創設者の想いが反映された落ち着いた空間は、何度も通いたくなる美術館です。

25歳以下なら社会人でも学生でも入場料500円という破格の割引料金でチケットが購入できます。これは嬉しいですね。残念ながらとっくに該当の年齢を超えていますけれど。

自然教育園や東京都庭園美術館も近くですし、隈研吾設計の瑞聖寺内田ゴシックが素晴らしい港区立郷土歴史館や、フィリップスタルクのユーネックスナニナニなど白金の建築巡りと一緒に訪問するのもおすすめです。

松岡美術館

エントランスにいる羊の石彫がかわいい

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基本情報

松岡美術館

10:00-17:00 月休

入場料 一般1200円、25歳以下500円 高校生以下無料

都港区白金台5丁目12−6 MAP

アクセス:東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線白金台駅1番出口徒歩7分

JR目黒駅東口徒歩15分、目黒駅東口2番のりばより黒77・橋86東大医科研病院西門下車徒歩1分

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