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2021年1月閉館した原美術館を見に品川区北品川御殿山に行ってみた!原美術館の跡地は今


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2021年1月コロナ禍に惜しまれつつ閉館した原美術館。その場所を久しぶりに訪ねてみました。10代の頃から何度も通った道はそのままでしたが、原美術館は‥。

原美術館は今

かつての原美術館

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御殿山

閉館して約1年と10ヶ月が経過した2022年10月末の晴天の日曜日に品川区北品川4丁目の御殿山と言われる閑静な住宅街を訪ねてみました。

御殿山というのは住所表記にはないのですが、原美術館があったあたりの高輪台地の最南端に位置する高台を指します。

品川駅から原美術館に向かう途中にあるのが開東閣です。ここは、三菱財閥の第4代総帥岩崎小弥太が晩年を過ごし1945年に当地で亡くなった旧岩崎家高輪別邸です。

高く積まれた石垣と周囲を森のような樹木が生い茂りその姿を見ることはできませんが、ジョサイア・コンドル設計で1908年竣工の瀟洒な洋館が建っています。

その敷地の広さは目を見張るものがあります。なんと11,200坪!さすが三菱財閥ですね。とても個人邸のレベルではありません。

原美術館の今

石垣が続く開東閣一帯(写真左側)

現在は、そんな開東閣を見下ろすように高層マンションが建っていますが、この辺り御殿山一角(開東閣は港区高輪なので正式には御殿山ではない)はそれはそれは立派なお屋敷が立ち並ぶ高級住宅街だったわけです。

そんな高級住宅街に渡辺仁設計の立派な邸宅を構えていたのが原美術館創設者原俊夫さんのお祖父様にあたる実業家の原邦造氏です。

その邸宅を現代美術専門の私立美術館にしたのが創設者の原俊夫さんです。

本当にいい美術館でした。これまでに何度訪問したでしょう。いろんな展覧会を鑑賞し、その都度思い出があります。

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原美術館までの道

まずは大崎駅方面から見た原美術館のへの道です。

原美術館は今

大崎方面から見た森のように豊かな緑に囲まれた美術館の様子(閉館前)

これは、まだ原美術館があった頃の様子です。▲瓦屋根がのった長い塀が正門まで続きます。

原美術館の今

仮囲いに覆われ木々は全て伐採された(閉館後)

2022年10月末の原美術館跡地の様子です。▲

瓦がのった塀は取り壊され、味気ない仮囲いで覆われていました。美術館があった頃は生い茂る木々で見えなかったマンションが丸見えになっていました。

原美術館は今

品川駅方面から原美術館への道

開東閣方面から見た原美術館への道です。▲ここからはまだ美術館がなくなってしまったことは分かりません。

原美術館の隣の原邸はそのまま。そしてその先にあったはずの美術館はもうありません。▲寂しいですねぇ。

大崎駅から、品川駅から、どちらから原美術館へ向かうかはその日の気分でしたが、どちらの道も何度行き来したことか‥。

原美術館跡地

目の前の風景に目を疑いました

ガーン!本当になくなっています。▲

跡地は今

原美術館の正門の様子です。あぁやっぱり好きでした。

原美術館

かつての原美術館の正門

通い慣れたかつての美術館の正門です。▲ 

原美術館跡地

完全に工事現場になっていた美術館跡地

それが現在はこんな感じです。跡形もありません。▲

原美術館跡地

正門跡地

床も含めて門柱も塀も何もありませんでした。▲わかってはいたけれど、実際に目にするとやっぱりショックです。

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完全な更地に

仮囲いは高く、一部だけ窓になっているところから覗いてみたところ、完全な更地になっていました。

原美術館

かつての原美術館

かつてはこのような風景があったはずの場所は‥▲

木々はもちろん、芝生だった中庭も建物も何一つ残っていませんでした。完全なる更地です。▲

渡辺仁設計のあの建物、本当に解体されてしまったんですね。

 

原美術館

原美術館と原邸の境目

荒々しく解体された隣にある原邸との境界線▲

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10階建てのマンション

原美術館跡地が今後どうなるかというと、これから地上10階、地下2階のマンションの建設が始まります。

すぐそばに三菱財閥の岩崎邸があるのですが、住友不動産のマンションが建つようです。

用途は共同住宅、店舗となっていますが、この場所で何の店舗が入るんでしょうか。謎です。▲マンションの建設は来月始まり、竣工は2024年の予定です。

この地に10階建てのマンションが建ったら、御殿山もまた変わりますね。

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翡翠原石館と彫刻庭園

すぐ近くにあった翡翠原石館は今でも健在でした。

翡翠原石館

一度だけ中に入ったことがある

中は翡翠だらけの小さな私立の博物館です。▲

彫刻庭園

翡翠原石館のすぐ隣の彫刻庭園

だいぶ長いこと工事をしていた隣の彫刻庭園は完成?していました。▲

外にはシーサー、中には池があり、庭の中央にテーブルがあって女性像が椅子に座ってこっちを見ていました。夜見たらびびる、不思議な空間です。

最後に

久しぶりに原美術館跡地に行ってみましたが、やっぱり跡形もなく解体され、更地になっていました。

久しぶりに行ってみたらまだ当たり前のように存在するのではないかとどこかで思っていましたが、本当になくなってしまいました。

長年の原美術館ファンとしては、信じたくない状況でしたが、本当でした。これはもう事実を受け入れるしかありません。ああ淋しい。

原美術館跡地を見学して、久しぶりに渋川の原美術館ARCに行きたくなりました。ARCにもこれまでに何度となく訪れています。

品川に比べると格段に遠いけれど、広い広い気持ちのいい美術館です。原美術館のレガシーは原美術館ARCに引き継がれています。

でもやっぱり品川の原美術館が好きでした。そういう方たくさんいらっしゃると思います。

”時代の流れ”なんて簡単な言葉では片付けられない寂寥感でいっぱいです。

原美術館跡地

HARA museum ARCから原美術館ARCに改名 写真は2021年訪問時

基本情報

原美術館跡地(2021年1月閉館)

品川区北品川4丁目7−25 MAP

原美術館ARC

9:30-16:30 木休 冬季休館(毎年1月から3月頃)

一般 ¥1,100 / 大高生 ¥700 / 小中生 ¥500 / 70歳以上 ¥550

群馬県渋川市金井2855−1 MAP

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