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現実と非現実が交差する幻想的でポエティックな風景 デヴィッド・ステンベック日本初個展「ドリームスケープ」西麻布Snow contemporayにて


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幻想的でポエティックな風景や光景をCGI(Computer Generated Imagery)で制作するスウェーデンのアーティスト、デヴィッド・ステンベック/David Stenbeckの日本初個展「ドリームスケープ」展が西麻布交差点の早川ビル4階にあるSnow contemporary/スノーコンテンポラリーで始まりました。

いつも通っているギャラリーですが、今回はいつもとは違い、ギャラリーには多くの女性が次から次へと現れ、熱心に鑑賞している様子に驚きました。

彼女達に、デヴィッド・ステンベックの描く作品世界の何が刺さっているのか。何に魅力を感じてたくさんの女性が集まってきているのでしょうか。

そんな疑問が解決するかどうかはわかりませんが、展覧会の全貌を紹介したいと思います。

デヴィッド・ステンベック日本初個展「ドリームスケープ」西麻布 Snow contemporay

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デヴィッド・ステンベック

1978年スウェーデンのルンド生まれ、詩人、文芸評論および編集者として活動の後、自身が思い描く詩の世界を視覚化すべく、3Dソフトを使用した作品制作を開始します。

彼の描く作品は、幻想的であたかも「夢の中の風景」(ドリームスケープ)のようです。

作品に描かれる風景は、空や雲、山や海など、あらゆるものが、CGI(Computer Generated Imagery)によって制作された現実にはない世界です。

そのため、見慣れた海の水面であっても、どこか非現実的で幻想的な光景に見えてきます。現実と非現実の世界を縦横無尽に往来しながら自身のポエティックな世界観を形にするデヴィッド・ステンベックの作品世界に浸りました。

デヴィッド・ステンベック日本初個展「ドリームスケープ」西麻布Snow contemporay

展覧会

展示作品は全部で9点、2019年から2021年までに制作されたものです。サイズは全て76.2×63.5cmです。

エディションは、ほとんどが3ですが、一部10の作品があります。エディションというのは、同じ作品の数量で、3の場合同じ絵柄の作品が3点という意味です。CGI制作なので無限に複製は可能ですが、作品としてはこの世に3枚しか存在しないという事です。

このエディションという概念は元々は版画作品で使われたいたものですが、近年写真作品やCGなど、技術の発展により、版画作品以外の複製可能な作品でも使うようになりました。

デヴィッド・ステンベック日本初個展「ドリームスケープ」西麻布Snow contemporay

展示作品

それでは、今回の展覧会で見られる作品を紹介します。

デヴィッド・ステンベック日本初個展「ドリームスケープ」西麻布Snow contemporay

▲現実で起こりえなくもないような、飛躍しすぎない非現実的な光景が、女性の心を捉えるのでしょうか。

デヴィッド・ステンベック日本初個展「ドリームスケープ」西麻布Snow contemporay

▲そこはかとなく漂う寂寥感、描かれている世界はメランコリックなのに、使われいている色彩は女性の心をとらえて離さない明るくてかわいいピンク系であることも魅力なのでしょう。

物憂げな空気感に可愛らしいピンクという相反する要素がいい感じに化学反応を起こしているのかもしれません。

デヴィッド・ステンベック日本初個展「ドリームスケープ」西麻布Snow contemporay

▲メッセージが描かれた作品はストレートです。わかりやすさも魅力の一つでしょう。

デヴィッド・ステンベック日本初個展「ドリームスケープ」西麻布Snow contemporay

▲来場している女性達にはこの風船の作品が一番人気なのかな?

決して広いスペースではなく、どちらかというとコンパクトなので、人の多さにちょっと驚いてしまいました。

でも、作品を鑑賞していたら、女性達が惹きつけられる理由もなんとなくわかった気がします。

デヴィッド・ステンベックの日本初個展を見逃さないで!

▲東京国際フォーラムで開催のアートフェア東京(2023.3/10-12)にも作品が2点で展示されていました。

倉俣史郎のミスブランチを彷彿とさせるようなバラの作品とDMにもなっている雲の作品の別バージョンです。

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Snow contemporaryへの行き方

最寄駅は東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅、あるいは日比谷線の広尾駅、または千代田線の乃木坂駅です。

いずれも徒歩8−10分ほどです。一番近いのは、渋谷駅から都営バスの都06新橋駅(あるいは六本木ヒルズ行き、アークヒルズ行き)に乗り西麻布のバス停で降りるアクセスです。西麻布バス停からは徒歩1分で到着します。

西麻布の交差点(六本木通りと外苑西通り)にある早川ビルの4階にギャラリーはあります。

このビル入り口が二つあるのですが、一つは階段で4階まで上がらなければなりません。

おすすめは裏側から入るエレベーターで4階に行く方の入り口です。

西麻布Snow contemporay

▲銀次郎の右側の入り口の方がわかりやすいのですが、階段のみです。

西麻布Snow contemporay

▲推奨コースは銀次郎の左側へ進み、最初の角を右折して裏側に回ります。西麻布Snow contemporay

▲裏側に回るとこのような入り口があって、エレベーターで4階まで行くことができます。

六本木ヒルズの森美術館もすぐ近くです。▼

 

 

 

 

乃木坂方面へ歩けば国立新美術館も近いです。▼

 

 

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基本情報

デヴィッド・ステンベック・個展「ドリームスケープ」

2023年3月3日(金)〜4月8日(土)

13:00 – 19:00 日月火祝休

SNOW Contemporary 

東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404

アクセス:日比谷線六本木駅徒歩約8分、日比谷線広尾駅徒歩約10分、千代田線乃木坂駅徒歩約9分

都営バス渋谷駅から都01新橋駅行き西麻布バス停より徒歩1分

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