近年はガンに侵されながらも全国各地に子供のための図書館、その名も「子どもの本の森」の建設を精力的に行っている世界的建築家、安藤忠雄。
その安藤忠雄の建築を誰もやっていない斬新なテーマで特集する安藤忠雄特集！
今回は、全国の安藤建築の中で、私が訪れた事のある大規模プロジェクトの安藤忠雄建築を集めてみました。
安藤忠雄建築が数多く見られることで世界的にも有名なのはなんといっても直島です。直島を含めた３つの大規模プロジェクトを集めてみました。
＜瀬戸内海に浮かぶもうひとつの安藤忠雄建築群 淡路夢舞台＞
いつできたの？
2000年に開業した複合文化リゾート施設で温室植物園、野外劇場、レストラン、国際会議場、ホテルなどで構成されています。
敷地は28haに及び、広大な敷地全体が回遊式庭園になっており、安藤忠雄建築で統一されています。
どこにあるの？
兵庫県淡路島の東岸、海を望む高台に位置しており眺望は最高です。
誰がつくったの？
兵庫県が出資する第三セクター株式会社夢舞台による運営です。
2020年から人材派遣会社のパソナがその本社機能の一部を夢舞台内に移転してきました。
そして、淡路夢舞台に隣接する場所に関西万博が開催される2025年のオープンを目指して本社ビルを建設しているようです。
またまた淡路島が変わりそうですね。
何がみられる？
温室植物園、野外劇場、レストラン、国際会議場、ホテルで構成されているので、植物園やレストランなどで楽しむことができます。
しかし、やっぱりここへきたら安藤忠雄建築をどっぷり楽しみたいところです。
▲夢舞台内にあるグランドニッコー淡路（旧ウェスティンホテル淡路 リゾート&コンファレンス）には、安藤忠雄設計の光の教会があります。教会は使用していない時であれば見学できます。
▲淡路夢舞台の見どころの一つ、百段苑は日陰がないので真夏はちょっと辛いかもしれませんが、斜面に広がる花壇が見事です。
写真より現場に行った方が100倍すごいです。
基本情報
| 淡路夢舞台
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＜森の中の見えない建築 国際芸術センター青森 ACAC＞
いつできたの？
2001年12月に開館しました。
宿泊棟・創作棟・展示棟と３つの建物と四季のアーケードで構成されたアートセンターです。
主にアーティスト・イン・レジデンス（滞在制作、AIR）、展覧会、教育普及を行うことを目的とした施設です。
どこにあるの？
青森県青森市の森の中の広大な敷地を有する施設です。
ですから、建物全体を自然の中に埋没させる「見えない建築」がコンセプトの安藤忠雄らしい建築が見られます。
誰がつくったの？
国際芸術センター青森は、青森市の市制100周年記念事業として設立され、現在は隣接する青森公立大学が運営しています。
何がみられる？
展覧会が開催されているときは展覧会を鑑賞することができます。
また、展覧会が開催されていない時でも、屋外に設置された数々のアート作品を自由に鑑賞することができます。
詳細はこちら▼
基本情報
| 国際芸術センター青森 ACAC
休館日:年末年始（12月29日～1月3日） 入場無料 青森市大字合子沢字山崎152-6 MAP |
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＜世界中から訪問者が集まるアートと安藤忠雄建築 ベネッセアートサイト直島＞
いつできたの？
1992年にベネッセハウスミュージアムオープンを皮切りに現在も進行するプロジェクトです。
ベネッセアートサイト直島とは、瀬戸内海に浮かぶ直島を中心に豊島、犬島などで展開するアート活動全般の総称です。
どこにあるの？
ベネッセアートサイト直島の中心は瀬戸内海に浮かぶ香川県の離島直島です。直島には複数の美術館やホテルが点在しています。
誰がつくったの？
岡山県に本拠地を置く出版・教育関連企業旧福武書店ことベネッセコーポレーションが運営・展開する現代美術関連施設です。
何がみられる？
直島には多くのアートやアート関連施設があります。
安藤忠雄設計の施設は、泊まれる美術館ベネッセハウス（ミュージアム、オーバル、パーク、ビーチ、テラス）、地中美術館、李禹煥美術館、南寺（ジェームス・タレル作品）、ANDO MUSEUMと2022年にオープンしたヴァレーギャラリーなどがあります。
直島は特に安藤忠雄を知る上では欠かせない場所です。
その魅力に取り憑かれ何度もリピートする旅行者も多く、私もその1人です。
基本情報
| ベネッセアートサイト直島
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