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24年2月3月銀座で見ておきたいふたつの展覧会銀座メゾンエルメスとgggのYOSHIROTTEN


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2024年の春ももうすぐそこまで来ています。春を少しづつ感じ始める2月3月に銀座で見ておきたい展覧会をふたつご紹介します。銀座メゾンエルメスで開催中の展覧会「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ」はダイアローグ2「つかの間の停泊者」です。ダイアローグ1を見ていなくても楽しめる展覧会です。

会期が長いので関連企画の森美術館開館20周年記念展「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」を鑑賞してから再訪してもいいかもしれません。

ちなみに銀座エルメスの展覧会は5月まで開催しています。

もうひとつは、大日本印刷ことDNPが運営するデザインに特化した企業ギャラリーギンザグラフィクギャラリーことgggです。こちらでは、「YOSHIROTTEN Radial Graphics Bio/ヨシロットン 拡張するグラフィック」を開催中です。

gggとヨシロットン?とちょっと意外な組み合わせでしたが、行ってみてびっくりの展覧会でした。

どちらの展覧会も見に行く前に知っておくとお得な情報をレポートします。

ggg、「YOSHIROTTEN Radial Graphics Bio/ヨシロットン 拡張するグラフィック」2024年 写真:建築とアートを巡る
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エコロジー:循環をめぐるダイアローグ

ダイアローグ1は、“La Vita Nuova” Jaeeun Choi/「新たな生」崔在銀(チェ・ジェウン)と題した崔在銀の個展でしたが、今回はガラッと変わりニコラ・フロック、ケイト・ニュービー、保良雄、ラファエル・ザルカの4人のアーティストによるグループショウです。

ケイト・ニュービーと保良雄は、関連プログラムである森美術館「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」展にも出展しています。

銀座メゾンエルメス「エコロジー:循環をめぐるダイアローグダイアローグ2ーつかの間の停泊者」、2024年、写真:建築とアートを巡る

ドラムの音が鳴ると光る

ギャラリー内にいくつかのドラムが設置されています。

ドラムをよく見ると電源と繋がっているのがわかりました。そこで、これは何か仕掛けがあるなと思いずっと観察していました。

しばらくすると天井から水が滴り落ちてドラムが鳴る仕掛けになっています。

そのドラムの音がギャラリー空間内に不定期で響きます。

全てのドラムの上からランダムに水が落ちるようになっていました。

銀座メゾンエルメス「エコロジー:循環をめぐるダイアローグダイアローグ2ーつかの間の停泊者」、2024年、写真:建築とアートを巡る

天井から落ちる水はただの水ではなく、アロマオイルを含んでいるのでいい香りがします。特に上階にあるドラムに落ちる水がシトラス系のいい香りがしました。

ドラムが鳴り響くと当時に、和紙で覆われた円筒形の空間に複数設置されている電球がゆっくりと点灯します。

空間と音と光がギャラリー内で緩やかに循環しています。

銀座メゾンエルメス「エコロジー:循環をめぐるダイアローグダイアローグ2ーつかの間の停泊者」、2024年、写真:建築とアートを巡る

これらは、フランスと日本を拠点に活動するアーティスト保良雄の作品です。

持って帰ることができる作品

上階に積み重ねられたポスターが展示されています。最近、どっかでも同じような光景を見た覚えがあります。

今年の恵比寿映像祭「月へ行く30の方法」のフェリックス・ゴンザレス=トレスの作品です。とはいってもトレスの作品は1992−93年のものですから、もう30年以上の前の作品です。

銀座メゾンエルメス「エコロジー:循環をめぐるダイアローグダイアローグ2ーつかの間の停泊者」、2024年、写真:建築とアートを巡る

▲ラファエル・ザルカによる街中にあるパブリックアートの彫刻の上を、スケートボーダーがアクロバティックな滑りを見せる様子を捉えたモノクロ写真を集めたポスターです。

ポスターがこんなふうに山積みになっていたら、トレス好きとしては、とりあえず聞いてみないとおさまりません。ポスターのサイズはトレスよりも大きく、トレスは横でしたが、こちらは縦です。

銀座メゾンエルメス「エコロジー:循環をめぐるダイアローグダイアローグ2ーつかの間の停泊者」、2024年、写真:建築とアートを巡る

▲念の為、「これは持ち帰ることはできますか?」とスタッフの方に問い合わせたところ、案の定OKの返事。ただし、恵比寿映像祭と違ってスタッフの方が丸めてくれて、輪ゴムまでちゃんと用意されています。さすがエルメス!(恵比寿映像祭も会期後半は輪ゴムが用意されたようですが、会期前半はありませんでした)

このポスターを持ち帰ることができることはキャプションにも書いていませんし、特に積極的に案内はしていません。それはトレスの作品と同様です。ですから、持って帰りたい時は近くのスタッフに尋ねてみてください。ちゃんと丸めて輪ゴムで止めてくれます。くれぐれもいきなり自分で丸め出したりはしないようにしてください。一応作品ですから。

この情報、知ってると知らないとでは大きく異なると思いませんか?

ちなみに私が訪問した時、ポスターを持ち帰っていたのは私だけでした。それはトレスも同様でしたけれど。

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写真撮影について

全て作品の写真撮影が可能ですが、動画の撮影は禁止です。

関連企画森美術館の展覧会情報▼

基本情報

エコロジー:循環をめぐるダイアローグ ダイアローグ2 「つかの間の停泊者」

 

2024年2月16日(金)~5月31日(金)

11:00–19:00(入場は18:30まで)不定休

入場無料

中央区銀座5丁目4−1 8階 MAP

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YOSHIROTTEN Radial Graphics Bio

この展覧会では、ロゴやタイプフェイス、アートディレクション、空間デザイン、映像など、さまざまな領域にわたるYOSHIROTTEN(ヨシロットン)の「グラフィック」の歴史を辿るものです。

YOSHIROTTENにとって、「グラフィック」とは視覚を通じてアイデアや情報を最小の要素で最大のインパクトで伝えることだそうです。

「R.G.B.」は光で色を表現するための「3原色」を指し、パンク・ロックはわずか「3コード」で世界を変えたことでも知られています。この展覧会ではそのような思想が反映された作品を鑑賞することできるのです。

ggg、「YOSHIROTTEN Radial Graphics Bio/ヨシロットン 拡張するグラフィック」2024年 写真:建築とアートを巡る

▲ギャラリーに足を踏み入れると真っ暗な中に浮かび上がるモニターの数々。

地下ギャラリー

地下の展示室は1階とは真逆の真っ白で明るい空間です。

床がいつもと全然違う!!床が内照式で近未来的な空間に変貌!

光によって世界観がガラリと変っています。

鑑賞者が戸惑うくらいインパクトがすごい展示デザインです。おそらく通常のこの空間を知ってる人の方がインパクトが大きく感じるでしょう。

ggg、「YOSHIROTTEN Radial Graphics Bio/ヨシロットン 拡張するグラフィック」2024年 写真:建築とアートを巡る

1階と地下を繋ぐ空間

実は、1階と地下空間を繋ぐ階段空間も演出がなされています。何度もここを通ったことがある方なら、いつもと何が違うかわかりますね。

ggg、「YOSHIROTTEN Radial Graphics Bio/ヨシロットン 拡張するグラフィック」2024年 写真:建築とアートを巡る

▲横尾忠則展でも相当な演出がされていました。

それに比べるとおとなしめですが、照明の色がいつもと違います。普段はこんな怪しげな色ではありません。

真っ黒な世界からオレンジ色の世界を通って真っ白な空間へ誘われます。

gggの空間全てがひとつのインスタレーション作品と言ってもいいでしょう。

写真撮影について

1階・地下1階共に写真・動画の撮影が可能です。

基本情報

YOSHIROTTEN Radial Graphics Bio/ヨシロットン 拡張するグラフィック

2024年02月14日(水)~3月23日(土)

11:00-19:00 日祝休入場無料

中央区銀座7丁目7−2 DNP 銀座ビル 1F MAP

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