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安藤忠雄建築 21_21 DESIGN SIGHT で鑑賞する企画展「Material, or 」(閉幕)


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六本木と乃木坂の間にある東京ミッドタウン、ミッドタウンガーデン内の安藤忠雄建築は、ファッションデザイナーの三宅一生が国立のデザインミュージアム設立を願い、その先駆けとして創設したデザインやアート、建築を横断するギャラリースペース21_21Design sight(トゥーワントゥーワンデザインサイト)です。

現在、企画展「Material, or」が開催されていますので、早速行ってきました。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」
21_21 DESIGN SIGHT 安藤忠雄設計
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Material, or

21_21では展覧会ごとにディレクターをたてています。

今回の「Mterial,or」の展覧会のデイレクターはTAKT PROJECT代表でデザイナーの吉泉聡です。

TAKT PROJECTで過去に鑑賞したことがあるのは、2018年10月開催のグランドセイコーのミラノサローネの凱旋帰国展です。

グランドセイコーのパーツがガラスに浮遊するかのように配され、その背景にはダイナミックな映像が流れるというインスタレーションでした。

また、展覧会以外にもユニクロとのコラボなど目にしたことがある方も多いでしょう。

“ザ・フロー・オブ・タイム=時の流れ”のインスタレーション
GRAND SEIKO “ザ・フロー・オブ・タイム=時の流れ”のインスタレーション 2018年

展覧会構成

マテリアルの展覧会なのですが、アーティストやデザイナーも参加しています。

出品作家は以下です。

ARKO、青田真也、ACTANT FOREST、イ・カンホ、上田勇児、遠藤 薫、太田 翔、小野 栞、金崎将司、亀井 潤(Amphico)、ゾフィア・コラー、TAKT PROJECT、DRIFT、永沢碧衣、似里 力、畑中正人、ピート・オックスフォード、Formafantasma、BRANCH、本多沙映、三澤 遥+三澤デザイン研究室、吉田勝信

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年

1階エントランス

展覧会は特に章立てはされておらず、入り口のカウンターのすぐ横から始まります。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲1階エントランスの横のスリットの入った壁面にも展示があります。立て掛けられた板や円は展示物です。

特に前知識なしで訪問したのですが、マテリアルと題されているものの、アーティストの作品も混じって展示されています。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

地下展示室

地下空間からの吹き抜けにある美しい階段は2121を象徴する空間です。

この階段の踊り場にも展示があります。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲更に、階段から見える眼下の空間には白い十字型の展示台のようなパーテーションのような造作壁です。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲上から見ると溝に綺麗に並んだビー玉が。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲一番好きな2121の階段のささらがこの白い造作壁で見えません。ちょっと悲しい。

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地下展示室の導入

特に鑑賞の順番がきっちり決められているわけではなさそうですが、いつものようにまわります。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲この氷が溶けかかったような照明はTAKT制作のものです。

この空間の造作壁はとても低く、ここに腰掛けている人もいました。

大展示室

一番メインの展示室にも白い造作壁が張り巡らされています。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲基本的にこの空間は全て腰から下に展示されていて、しゃがんだりかがんだりしてマテリアルを見たり、文章を読んだりします。

背の高い人にとっては腰の痛くなる展示です。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲内藤礼の作品世界を想起する展示ですが、マテリアルの置き方だけで内容は全く別物です。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲原口典之が1977年のドクメンタで発表したオイルプールを想起しますが、全く違います。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲大展示室を抜けて最後の吹き抜けに戻る途中の寝ている熊は触ることが可能です。

基本的に展示物には、手を触れてはいけませんが、この熊のように一部展示は触ってOKです。

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屋外展示場

今回も前回の企画展同様にこの中庭スペースに展示があり、外に出ることが可能です。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲目を惹くのはひっくり返った脚立の上の脚立。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲階段の下には上田勇児の陶芸作品です。

数年前にkaikaikiki galleryでの個展で初日にカニエ・ウエストが全ての作品を購入したことでも有名です。

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「Material, or 」2023年 展示風景

▲2121の一番好きなポイント、階段のささらの下にはこんな可愛いものが。

これは階段の上からは見えませんでした。

この企画展は、美術を鑑賞する展覧会ではなく、マテリアルについて考察しよう!という内容です。

撮影について

この展覧会は、写真も動画も撮影可能です。

自撮り棒や三脚、フラッシュはNGです。

しかし、来場者の半数近くが外国人だったのはびっくりしました。みなさん思い思いのポーズをとって写真や動画撮影を楽しんでいました。

2121は外国人にも有名な観光スポットのようです。

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基本情報

「Material, or 」


2023年7月14日(金) – 11月5日(日)

10:00 – 19:00 火休

チケット料金:一般1,400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料

事前予約制ではありません

21_21 DESIGN SIGHT

港区赤坂9丁目7−6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン MAP

アクセス:都営大江戸線「六本木」駅、東京メトロ日比谷線「六本木」駅、 千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分

六本木で見られる展覧会

安藤忠雄建築一覧

階段の美しい安藤忠雄建築

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