原美術館ARC 虹をかける:原美術館/原六郎コレクション

原美術館

2021年1月に惜しまれつつ閉館した品川の原美術館が、伊香保のHARA MUSEUM ARCにコレクションを移して、原美術館ARCとして再出発しました。原美術館HARA MUSEUM ARCも何度なく訪れた美術館なので、その二つの美術館が一緒になったのですから行かない理由はありません。緊急事態宣言が発令される前に車で行ってきました。

オープン初日の開館と同時に入ったのでまだ誰もいませんでした。美術館周辺の八重桜が満開でとっても綺麗。雄大な山並みを背景とした桜の群生は都会では見られない貴重な風景です。以前も同時期に訪問して八重桜が満開だったので今年も期待して行ったらやっぱり満開でした。夏のARCもいいけどやっぱり春ですね。(冬期は休館)

左に見えるのはオラファーエリアソンの作品です。

入り口前の看板も新しくなっていました。▼

原美術館ARC

展覧会

原美術館ARC初の展覧会は「虹をかける:原美術館/原六郎コレクション」展です。「原美術館コレクション」と「原六郎コレクション」の展覧会です。この展覧会はコロナの影響によって中止された原美術館最後の収蔵品展に展示する予定だった作品群をみることが出来ます。

原美術館ARC 虹をかける:原美術館/原六郎コレクション

原美術館から

品川からすでに移設を完了した作品は宮島達男奈良美智森村泰昌の3作品です。ただ、残念ながら以前と同様展示室内は撮影禁止なので、宮島達男と奈良美智の作品写真はありません。

八重桜の美しい美術館の様子は動画を参照ください。

原美術館ARCの設計は磯崎新です。▼

原美術館ARC

宮島達男

「時の連鎖」は原美術館では階段下のスペースに設置され扉を開けて中に入る作品でした。ARCに移設されてどのようになったかと言うと、そのままです。あのカーブも狭さもそのまま展示室内にそっくり移設されています。

奈良美智

あの「My Drawing Room」がそのまま移設されています。以前は机の後方から鑑賞していましたが、今回は机の横からと前方の窓からの鑑賞になります。机前の窓は窓枠ごと移設されてきていて、原美術館ではみることの出来なかった方向から鑑賞することが出来ます。

宮島達男、奈良美智作品はギャラリーA、この扉の中にあります。▼

原美術館ARC 虹をかける:原美術館/原六郎コレクション ギャラリーA

森村泰昌

原美術館では階段下のトイレスペースをそのまま作品化していました。

原美術館ARCでの作品「輪舞(双子)」は、だれでもトイレの隣に横スライドの扉があり、そこを開けると最初は洗面だけしか見えないのですが、音楽と共にマジックミラー越しにだんだんと作品が見えてくるというサプライズ作品です。原美術館では1人だった森村人形が2人にパワーアップされています。この2人目の森村人形は長いこと倉庫で眠っていた物で、ようやく陽の目を見たというわけです。だからタイトル(双子)なんですね。展示室内ではないので撮影(動画NG)可能ですが、見逃さないように!

原美術館ARC 森村泰昌 輪舞(双子)

鈴木康広

原美術館の鈴木康広作品は(コインを入れる作品)移設場所未定のためまだ移設されていませんが、新しい常設作品が加わりました。作品「日本列島のベンチ」は過去に横須賀美術館「センスオブスケール」展DESIGNART TOKYO 2020などで何度か座ったことがある作品です。この設置場所は美術館のへそ(中心)で、さらにARCのある渋川は日本のへそ(中心)なのでそこからの同心円が描かれています。

「ペンキ塗りたて」のある意味レアな状況の写真です▼

原美術館ARC 鈴木康広 日本列島のベンチ

前日に床のペンキ塗りをしたため、展覧会初日は出入りが出来ないようになっていました。ですから遠くから眺めるだけで座れませんでしたが、本来なら座ってみることができる作品です。なぜ、ペンキの塗装がオープン前日になったかというとARCの周辺のソメイヨシノの花びらが飛んできてしまうから完全に散るのを待ってから塗装を開始したのだそうです。なんだか素敵な理由にほんわかしました。

出品リスト

觀海庵も撮影禁止です。リストの写真で想像を膨らませてください。▼

觀海庵

古い作品と新しい作品が違和感なく展示されています▼

觀海庵 出品リスト

ギャラリーABCの出品リストです。▼

出品リストギャラリーA・B 原美術館ARC ギャラリーC 出品リスト

常設作品

入り口のジャン・ミッシエル・オトニエルやアンディ・ウォホールのキャンベルスープなどなど、屋内外のその他の常設作品に変化はありませんでした。

長い事「メンテナンス中」で中に入ることの出来なかったオラファー作品は、到着した朝の時点では扉の工事をしていましたが、帰る頃には扉がないまま開放状態になっていて、中に入って鑑賞しました。

時間、季節、天気で光が変化する作品です。▼

原美術館ARC オラファーエリアソン 内部

中から入り口側をみた様子です。扉がなくなっています。多分これは一時的な状態だと思います。八重桜が綺麗です。▼

原美術館ARC オラファーエリアソン 内部から入り口をみる

cafe d’art

閉館した原美術館のカフェはミュージアムカフェの先駆け的存在で本当に大好きだったので今でも残念でなりませんが、ARCにも同じ名前のカフェがあります!ここのカフェは原美術館の何倍もの広さの芝生広場を有していて気持ちよさは比較になりません。イメージケーキの販売はなかったけれど(モーニングメニューだったから?)ARCに来たら必ず立ち寄りたいカフェです。

原美術館 カフェダール

カフェ内の様子▼

カファダール

バナナブレッドです。一人分でジェラートとブレッドが2枚なのでお得です。天気が良くて気持ちよかったので当然テラス席です。▼

カファダールテラス席

虹をかける:原美術館/原六郎コレクション

第1期(春夏季):2021年4月24日(土)―9月5日(日)
第2期(秋冬季):2021年9月11日(土)―2022年1月10日(月・祝)

9:30 am-4:30 pm 木休

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