猛暑続きの夏が終わり、秋が近づいています。夏が暑すぎてあまり長い時間屋外で過ごせなかったので、この秋は思い切り紅葉を楽しみたいですね。
とは言っても建築好き、アート好きは美術館巡り、アート巡りもしたい！そんな方にぴったりのアートと紅葉の両方が楽しめる、この秋訪れたい東京の美術館を2回にわたってご紹介します。
やっぱり、四季のある国に生まれたのですから、季節感を肌で感じながら散策をしたい！でも、建築もアートも楽しみたい！この全てを満たしてくれる優秀な東京の美術館です。
私は今回2回に分けて紹介するどちらの美術館も毎年四季ごとに訪問しているので、これまでの訪問回数はカウント不可能です。
超リピーターが教えるこの秋訪れたい紅葉の美しい美術館その１です。
根津美術館
根津美術館は、初代根津嘉一郎が蒐集した日本・東洋の古美術品を展示・保存するために設立された私立美術館です。初代嘉一郎は山梨県出身で、古美術品に興味を持ち、明治29年（1896）に東京に本拠を移し、実業家、政治家として活躍しながら美術品の蒐集を行いました。
そのコレクションを保管・展示するために二代目根津嘉一郎が昭和15年（1940）に財団を設立し、翌年に根津美術館が開館しました。
所蔵品は初代嘉一郎の蒐集成果で、国宝7件、重要文化財88件、重要美術品95件を含む7,613件に及び、古美術の幅広いジャンルを網羅しています。
根津美術館の建築
現在の美術館本館は、隈研吾による設計で、2009年に新築されました。
地上2階・地下1階で和風家屋を思わせる大屋根が特徴です。美術館の延べ床面積約4000㎡あり、趣の異なる6つの展示室で構成されています。
展示室内の撮影は原則禁止のためありませんが、デリケートな美術品の数々を保護する観点からかなり照度を落としたギャラリーです。
２階層分の天井高を誇るエントランスホールからは、庭園へのアプローチが見え、四季折々の自然の姿を背景に作品を鑑賞することが可能です。
スポンサーリンク
根津美術館の庭園
根津美術館には、4棟の茶室を含む17,000㎡におよぶ庭園が広がっており、都会のオアシスと称される美しい庭園散策が楽しみの一つです。
初代根津嘉一郎が明治39年にこの場所を見つけ、深山幽谷の趣を持つ庭園を造りました。庭園には田舎風の建物や茶席もあり青山とは思えない風景が広がります。
新しい美術館建設に際して、主要な園路が歩きやすい石畳に改修されました。
初代の自然の景観を保ちつつ、誰もが楽しめる庭園に再生されています。
天気や季節ごとに様々な表情を見せるので、季節ごとに訪れたい場所です。
根津美術館の紅葉
広大な敷地の根津美術館の庭園が一番美しいのは、燕子花の時期とそして、紅葉の秋でしょう。
▲池に浮かぶ吹上の井筒が秋の陽光を受け、黄色い落葉と共に光り輝いています。
こんなに美しい光景が近所でみられるのは本当に幸運です。
▲茶室をのぞむ風景の中に色づいた紅葉が華を添えます。
▲紅葉だけではありません、黄金色に輝く銀杏の木もあるんです。
根津美術館のカフェ
貴重なコレクションの数々、美しい庭園散策だけが根津美術館の楽しみではありません。
▲根津美術館のミュージアムカフェNEZU CAFEは、隈研吾設計の和紙を多用した和モダンの空間です。
大きな開口部に広がる豊かな自然を楽しみながら優雅なひとときを過ごすことができます。
尚、ミュージアムカフェNEZU CAFEの利用には美術館の入館料が必要です。
カフェのみの利用はできません。
根津美術館の詳細は▼
基本情報
| 根津美術館
特別展入館料 オンライン予約：一般1500円学生【高校生以上】1200円 当日券（窓口販売）：一般1600円学生【高校生以上】1300円 企画展 オンライン日時指定予約一般1300円学生【高校生以上】1000円 当日券（窓口販売）一般1400円学生【高校生以上】1100円 アクセス：地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道 駅下車 A5出口（階段）より徒歩8分
|
スポンサーリンク
